もし、転校生が二人いたら…3【あんスタ】

番外編2 ページ3

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グラウンドから離れた場所に連れて来られた本田です


鳴上さんが無言です


手首を捕まれて歩いています


どこまで行くのでしょうか


おっと、建物の影で止まりました


鳴上さんがこちらに向きました


無言です


鳴「Aちゃん」


「はい」


しゃべりました


ギュッ……


抱き締められました、……あれ？


なぜ？


鳴「……あの子に下心があるとは思ってないの」


何の話でしょう


鳴「でもね、大切な人が取られそうで怖いのよ」


大切な人……？


「どういうこと？」


鳴上さんは私から離れて言った


鳴「私にとってAちゃんは妹なの。だから、大切な家族を男の子に、他所の人に取られるなんて嫌なのよ！」


……なるほど


「ってことは、私が天満くんに取られるかもって天満くんに嫉妬したんだ」


鳴「そ、そうよ！悪い！？」


鳴上さんは顔を赤らめながら言った


女子かよ


「……ありがとう、お姉ちゃん」


こっちまで恥ずかしくなる


「戻ろう？」


鳴「ええ！……ねぇ、手、繋いでいい？妹と手を繋いでみたかったの」


「いいよ」


こうして私たちは手を繋いで戻っていった


乙狩くんに生暖かい目で見られたが気にしない


こうして私と鳴上さんはいっそう仲良くなりました

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