わたしのおとーさんはゆーめいじん【桃】【すとぷり】

はち ページ8

さとみside




「ここ……か」




タクシーで病院に来たが、相変わらずでかいな。この病院。




「はぁはぁ……」




早速、玄関を通り、エレベーターに乗ろうとしたが、時間がかかったため、階段で一気にAのいる6階に行く。




「あ！さとみくん！！」




「ころん！！」




「Aちゃんね、事故にあったと言っても、運転手がギリギリで気づいたから頭を打っただけで済んだんだ。あ、今は麻酔で寝てるだけだよ。」




「あぁ。ありがとう。」




「入院の必要も無いって。」




「そうか。」




正直安心した。




ｶﾞﾗｶﾞﾗ




ドアを開けると、静かに寝ているAがいた。




「Aっ！！」




すぐにかけより、手を握る。




「ごめん。ごめんな。」




「……僕、外で待ってるね。」




「あぁ。」




ｶﾞﾗｶﾞﾗ




ころんが出た音に気がついたのか、目が動き始める。




そして、









「…………おとーさん？」

きゅう→←なな

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