わたしのおとーさんはゆーめいじん【桃】【すとぷり】

じゅうさん ページ13

さとみside




部屋で編集していると。




「ただいまー！！」




「A！」




帰ってきたか！！




玄関に行くと、ニコニコのAが。




「楽しかったか？」




「うん！！ケーキね、よろこんでくれた！！」




「おー、良かった、良かった。」




「あ、あとね……」




「まずは、手を洗いなさい」




「はーい」




あの様子だと、よほど楽しかっただろうな。後で、莉犬にも聞こうっと。




「おとーさん！！」




「うがいまでちゃんとしたか？」




「うん！！」




リビングにAが入ってきて、改めて聞く。




「そして、他に何があったんだ？」




「あのね、へんなおねーさんにはなしかけられた！！」




「何だ、そのおねーさんは。ぶっ○してやろうか。」




「おとーさん、こわい」




でも、万が一Aに何かあったら只じゃ済まないぞ。




「でね、りいぬがまもってくれた！！」




「莉犬、我が友よ」




さすが、莉犬。頼んだかいがあるぜ。




「でね、りいぬがかばったときのね、なまえがりぐまなの！！」




「りぐま……？」




そういえば、あいつサブチャンでなんか出していたよな。りねことか、りけんとか。




それで…




「りぐまはないだろ………！」




思わず、笑いが込み上げてくる。




「でね、ケーキのときね……あのね…」




「眠いのか？」




「うん……」




「寝ていいよ。」




「でも……」




「起きたら、話聞かせて？？」




「………うん」




部屋にAを寝かせてっと。




ﾌﾟﾙﾙｯ




「オー、我が友よ」




{どうしたの。急に。}




「Aを変なおねーさんから守ってくれたらしいな。」




{あぁ。あの人、ヤバいよ。自分の娘と勘違いしたんだって。まだ若いのにボケてんのかよって。}




「莉犬wそれはいいすぎだわwww」




{wwwwwお礼なら焼肉でいいよ。勿論、さとちゃんの奢り。}




「しょうがねえなー」

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