こんな人達が執事なら、いらない気がするんだ。【残メン】

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ニコニコと笑う山田くんに、ガシッと物凄い力で腕を掴まれた。





と、同時に引っ張られて


私はいつの間にか山田くんの腕の中に。









「え、ちょっ･･･離してくれませんか？」





山田「うわぁ、Aさん物凄くいい匂いだね？･･･舐めちゃいたいな」





「っ！！」









舌舐めずりをしながら私の顎に手を添えて


どんどんと顔を近づけてくる。







生温かい息が顔に当たって、物凄く気持ち悪い･･･。









「やめっ･･･！ちょ、誰か助けて！！」





山田「いつもポーカーフェイスのAさんが慌てる姿、物凄く興奮しちゃうねーっ」





「っ･･･」









恐怖で動けない私は、ドンドン近づいてくる山田くんをキッと睨みつけた。



･･･が、山田くんは相変わらずニコニコと笑いながらさらに近づいてくる。







もう、ダメだ･･･




もう･･･









『おい』





「っ！！」



山田「は？」









不意に背後から声が聞こえ、


私は思わず振り返った。







すると、そこには･･･









「･･･なんで」




山田「誰？あんた」









宮地「誰？じゃねぇよ、Aを離せ。

･･･轢くぞ」






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