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「みつー、デビューの最年長記録更新だね!」
二階堂とわちゃわちゃ盛り上がっていた最年少の千賀がオレンジジュースを片手に俺の横へやって来た
持っていたビールジョッキにカチャッとグラスを合わせて笑った
「そうだよ。わりぃな!おじさんで!まぁ、お前はビールも飲めないお子ちゃまだけどな!」
「来月には20歳になるからお子ちゃまじゃないよぉ」
俺の言葉にいじけた様に答えた千賀を見てあんなに小さくて可愛かった千賀も20歳かと驚くと同時に
ここまで本当に長かったなとしみじみと時の流れを感じた
「それにミツは、今日も一人でセンステ走ってっちゃってさぁ〜!」
「一番子供なのは千賀じゃなくてミツだね!」
ニヤニヤしながら千賀と俺の間に割り込んで来た二階堂
CDデビュー決定がモニターに映し出された時、あまりの嬉しさにダッシュでセンターステージまで出て行った
でも近くのファンの表情と視線で気付いたけど誰も付いて来ておらずメインステージまで戻ったのは言うまでもない
その時の事を弄られるとその場が笑いに包まれた
「お前らが付いて走ってこないのが悪りぃんだろぉが!」
悪態をつきながらもみんなであの瞬間を共有出来た事が嬉しくて自然と頬が緩み笑みが溢れる
こうやってコイツらといる時間がとてつもなく温かくて幸せだ
ふと視線を感じ、その視線の方向へ目をやるとこちらを見ているアイツと目が合った
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作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2019年8月23日 23時