僕ハ君ナシデ愛ヲ知レナイ

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「CDデビューを祝ってカンパーイ！！！」


「いぇーい！お疲れ様でしたー！」



いつもなら反省会を兼ねた控えめな食事会だけど今日は違う

チーフマネージャーやマネージャーも混じってメンバーもハイテンションのデビュー祝いも兼ねた打ち上げだ

いつも以上にハイテンションのニカ千の隣に座りビール片手に今日の事を思い出す


Jr.から渡された一通の茶封筒


中の紙を見た時、一瞬何が書いてあるのか理解出来なかった

それは隣で同じ紙を覗き込んでいた彼奴も同じだと思う



彼奴とはずっと隣でなんでも一緒にやっていた

MCも歌も雑誌撮影も…

何かと″藤北″と称され二人でなんでもやった


最年長である俺が引っ張っていかないとという使命感のような物もあってただがむしゃらに与えられた仕事をこなしてきたけど


純粋に彼奴と…
藤ヶ谷と一緒に同じグループで絶対にデビューしたい


それが俺の中では一番大きな目標であり夢だった




遂に…デビューか……





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