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俺に出来るのならばお前の不安や迷いを受け止めて少しでも軽くしてあげたい

お前が自分らしく真っ直ぐ進んでいける様に
これからも隣でお前に寄り添っていたいと思った



「ねぇ…覚えてる……?」



手をギュッと握り返した藤ヶ谷は続けて話を始めた



「あの時…諦めかけた時……俺を救ってくれたのは北山なんだよ…」

「えっ?俺が…?」

「うん…」



手を握ったまま、視線を下げた藤ヶ谷



『俺たちなら大丈夫だよ、藤ヶ谷と2人で出来ないことなんて何一つないんだから』



俺があの時藤ヶ谷にかけた言葉

藤ヶ谷の心の重荷を少しでも軽くする事が出来るのなら

藤ヶ谷が前に進めるのなら


俺はいつだって藤ヶ谷の側にいるよ




「北山があの時、俺にそう言ってくれたから…俺はここまで…ここまで来れたんだよ…」



″ありがとう″



そう言って藤ヶ谷は微笑んでまた目を伏せた


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作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2019年8月23日 23時

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