97話 ページ3
「そ〜れッ!」ブゥアア
飛「ひゃっほー!」ドボーン
デ「A! もっかいやってくれ!」
「はーい、いいですよー! えいッ!」ビューン
わたしは、デイダラさんと飛段お兄ちゃんを嵐鬼流で高く飛ばして遊んでいた
飛「ぶはっ! くぅーッ! これ楽しいな!」
デ「まったくだぜ! うん」
「それは良かったです! ふぅ…」
『ちょっと疲れた…』
嵐鬼流はチャクラを風に変えるため少々疲れる
それにまだ慣れていないのも事実…すると
サ「おいお前ら、遊ぶのもいいがAのことも考えろよ?」
遠くから見ていたサソリさんがわたしを心配してくれた
デ「あ、そういや この術…」
「大丈夫ですよ、サソリさんこれも修行の一環みたいなものですし それよりサソリさんも一緒に泳ぎませんか? 」
サ「……いや、俺はいい」
「?」
デ「サソリの旦那は泳げねぇんだよ うん」
『そういえば サソリさん身体が傀儡だから泳げないんだっけ?』
サ「俺はいいから、お前らで楽しめ もう少しで帰るんだからな」スタスタ
そう言ってサソリさんは浜辺を歩いて行った
そう、明日の昼にはアジトに帰らなければならないのだ それに…木の葉にも戻らないと
『もうすぐで…本戦かぁ』
バシャッ
「わっ!」
突然水を顔にかけられた
飛「にししっ! ぼーっとしてるからだぜぇ?」
「…やったねぇ…くらえ!」ザバァ
わたしはお返しにガノトトスをお見舞した
飛「おいッ! そりゃねぇだろ! オワッ」ドパンッ
「アハハハッ!」
そのころ浜辺では 鬼鮫さんと角都さん、そして首から下を埋められたトビがわたし達のことを見てた
鬼鮫side
「本当に楽しそうですね Aさん」
角「あぁ…」
ト「初めの頃とは、全然表情が違いますもんね」
角 ジロっ
ト「そ、そんなに睨まないでくださいよぉ…」
「しかし…わたしはまだ心配です 大蛇丸の件もありますが、あんな優しい子に尾獣集めを手伝わせるのは酷です」
角「鬼鮫…もうアイツは立派な忍で、暁の一員だ
ただの子供じゃない…それにアイツも自分の立場はわかってるはずだ」
「…そうですが」
ト「鬼鮫さん 心配なのはわかります、でもAさんは強い人です 今の彼女なら大蛇丸にも負けませんよ! それにいつか僕達を超えるほどの存在になると思いますよ!」
そう言ったふたりの顔は希望に満ちていた
「そうですね…ならもう少し見守りましょうか」
こちらに手を振るAさんに私も手を振り返す
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作者名:溝呂木 | 作成日時:2019年9月14日 19時