青葉城西の学校一美人(ハイキュー)

緊張 ページ15

「とうとう来たな…この日が。」


「俺らまで巻き添え食らって疲れたぁ〜」


「さっきっから結果を知ってるAちゃんが黙ってて怖い〜」








昼休み、クラスが違う松と岩泉が俺達のクラスの1つの机に向かって神妙な顔付きでいる。




因みに机の上には数学、国語、科学、英語、リスニングの全部で5枚の紙切れが置いてある。




俺は、この中で一つでも赤点があれば夏休みは補修で潰れるし、毎年の従兄弟の家に帰れる事が出来なくなる。



何としてでもそれは避けたい。頭に浮かぶのは小さい頃から俺と同じであまり表情の動かない天パ。









「へっくしゅん！！…ぁーすみません」


「なんだなんだぁ？風邪ひいたか？」


「いや…多分違うと思います」







この4人には頭が上がらないほど面倒を見てもらい、協力もしてもらった。







『行くぞ…』





皆の間に緊張が走るのがわかった。因みにこの高校の赤点基準点は50点だ。至って普通。




結果、数学53点
国語89点
英語50点
リスニング62点
科学52点







「い…ょっしゃああああ！良かったー！！」


「まあ及川さんが直々にあんだけ教えてあげたんだから、この結果は当然じゃない？」


「良かったなぁ、神霧」


「まあまあじゃないの、よく頑張りました」









松に頭を撫でられ、花に抱き着かれ、及川に微笑まれ岩泉に背中を叩かれた。






『ほんっと、皆ホントありがとう…！！大好き！』









皆を見上げて思いっきり笑顔で言うと、一瞬固まった後全員でそっぽを向いた。岩泉以外。









『これで今年はあいつに会いに行ける…！久しぶりだから楽しみ』



「ごほん！勿論、お礼はしてもらうからね？」








ほんのり顔の赤い及川に言われ、部活帰りにラーメンを食いに行きました。奢らされました。はい。









………………




遅くなって申し訳ないです…！

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