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*エピソード8 ページ10

「コホン、取り乱してごめん。じゃぁ気を取り直して…ink説明してくれる?」
 
 そうだ、インクサンズがドリームサンズに私について説明するはずだったんだ。事故で存在が飛んでたけど。

「いいよー!説明いい?Aちゃん?」

 そこ順番逆じゃない?と思いながら私は頷く。

「じゃぁ許可も降りたし説明するね!」

 彼は1から10まで説明していく。私がplayerであること、誰かが意図してこの世界に放り投げたこと、AUサンズたちをある程度知っていること。どうでもいいけど犬っぽいこと。
 そして、いまは私が善良であること____。今の私の力なら抑えられることまで、

「ふーん、なるほどね。ありがとうink。それでAちゃん、inkが言ったことに間違いはない?」
「はい。私が犬っぽいという情報以外に特に反論するところはありません。」
「?…Aは犬じゃないんだぞ?」

 ベリー君…「ぽい」だから犬とは言ってないよ…。
 と、心の中で苦笑しつつドリームサンズの反応をうかがう。

「で、帰れないAちゃんを僕ら光AUの家に居候(いそうろう)させる…ってことでOK?」
「僕としてはフツーに大丈夫なんだけどね!部屋なんてあっという間に作るし!」

 あれ?ドリームサンズって確か光AUの頭目じゃないよね…?どうだっけ…?まぁインクサンズが忘れっぽいから仕方ないかな。

「不安そうな顔しないで?僕は歓迎するよAちゃん!あとは君の気持ち次第だよ」
「俺様Aともっと一緒にいたいんだぞ!」
「いいん…ですか?」

 甘えてしまっていいのだろうか。たしかに、これ以外の選択肢がないこともわかっている。でも、こんなに快く迎えてもらってしまって…

「「「もちろんだよ!(なんだぞ!)」」」

 彼らの息ぴったりな肯定の言葉が聞こえる。
 目の奥が…痛い。視界が、歪んで…しっかりと彼らの姿を捉えられない。

「っ…本当に、ありがとう…ございますっ!」

 涙声だ。震えてしまった。隠すように勢いよく頭を下げたけれど、きっと気づかれている。
 深呼吸をしてゆっくりと顔を上げれば、彼らの笑顔が目に入った。

「じゃぁ改めてようこそ!僕ら光AUへ!喜んで歓迎するよAちゃん!あ、しばらく忘れないようにメモっとかないと…」
「あ、あとで好きな部屋のイメージinkに教えておいて?作ってくれるからさ!」
「わー…本当に部屋作れるんだ…ハハハハハ」

ーーー
次に続く

*エピソード9→←*エピソード7


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設定タグ:ナイトメア , AU , UndertaleAU   
作品ジャンル:恋愛
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小波優凛(プロフ) - リナさん» ありがとうございます!頑張りますね! (2022年9月6日 13時) (レス) id: ee7bb1b218 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - めっちゃ好きです!頑張ってください!!!!レ!!! (2022年9月6日 13時) (レス) @page32 id: 1d4856d0dd (このIDを非表示/違反報告)
小波優凛(プロフ) - EDDさん» ありがとうございます!励みになります!! (2022年7月27日 14時) (レス) id: ee7bb1b218 (このIDを非表示/違反報告)
EDD - 好きだわぁ…………更新頑張ってくださいね!! (2022年7月27日 9時) (レス) @page21 id: 1e11c6997e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小波優凛 | 作成日時:2022年6月8日 22時

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