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プロローグ ページ1

さて。一体私は、何をしただろう。



君。君だよ。君。

そうそう。そこの茶髪の人。

私を陥れた、張本人だね。

君、嘘を付いたら泥棒だと幼いころに教えてもらわなかったのかい?

なるほど。恵まれた環境にいすぎたのか。

君の我が儘は少々度が過ぎた。

実に残念だ。




おい。お前ら。分からないのかい?

ならば教えてやろう。

私の友だちを死に追い詰めた、お前らだ。

あいつは確かに、好きと嫌い、はっきりと分かれるタイプだ。

だが、つい先日まで一緒に笑っていたではないか。

まったく……。薄情や奴ら。

そうか、そうか……つまり君らはそういう奴らなんだな。



それに。反省もせず、同じ過ちをまた繰り返すのか。

哀れな者共。私はお前らを嫌っている。

私をイジメているお前らを嫌っているわけではない。

なんせ、私はお前らとはあまり話さなかったからな。

関わりのない人間に裏切り者もクソもあるものか。

私が嫌っているお前らは莉桜をイジメたお前らだ。




絶対に許さないよ。

お前らが死ぬと言って詫びても、だ。

なぜそんな下らない命に許しを上げなければいけないのだ。





おい。



貴様ら。









莉桜の分まで






地獄の果てまで呪ってやる。

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作者名:ゆう猫 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2014年1月28日 22時

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