プロローグ ページ1
さて。一体私は、何をしただろう。
君。君だよ。君。
そうそう。そこの茶髪の人。
私を陥れた、張本人だね。
君、嘘を付いたら泥棒だと幼いころに教えてもらわなかったのかい?
なるほど。恵まれた環境にいすぎたのか。
君の我が儘は少々度が過ぎた。
実に残念だ。
おい。お前ら。分からないのかい?
ならば教えてやろう。
私の友だちを死に追い詰めた、お前らだ。
あいつは確かに、好きと嫌い、はっきりと分かれるタイプだ。
だが、つい先日まで一緒に笑っていたではないか。
まったく……。薄情や奴ら。
そうか、そうか……つまり君らはそういう奴らなんだな。
それに。反省もせず、同じ過ちをまた繰り返すのか。
哀れな者共。私はお前らを嫌っている。
私をイジメているお前らを嫌っているわけではない。
なんせ、私はお前らとはあまり話さなかったからな。
関わりのない人間に裏切り者もクソもあるものか。
私が嫌っているお前らは莉桜をイジメたお前らだ。
絶対に許さないよ。
お前らが死ぬと言って詫びても、だ。
なぜそんな下らない命に許しを上げなければいけないのだ。
おい。
貴様ら。
莉桜の分まで
地獄の果てまで呪ってやる。
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