捌拾伍 ページ42
貴方side
貴方「ここか…」
店を出ようとした時に俺たちが客に色々聞いていたのが聞こえていた人がいて、そいつ(トモコというらしい)が会員という事で店の前で待ち合わせをしたんだけど
俺ここの前よく通るのにクラブがあるの知らなかったわ
トモコ「桐生さん、月城さん!」
桐生「またせたな」
トモコ「もう、2人とも!来ないかと思ったじゃない」
割と直ぐに来たと思ったんだけどなぁ
貴方「ごめんよ、トモコちゃん」
トモコ「まぁいいわ。それでは早速入りましょ」
トモコちゃんに着いて中へ入ると会員証を提示した後、会場へ入る事が出来た
クラブだけあって普通に皆踊ってるけど、これで人を結びつける事ができるのか?
トモコ「それじゃあ、私も私でパーティーを楽しむわ。桐生さん達も、素敵な出会いがあるといいわねっ!」
貴方「ありがとう!…さーて、潜入できたし情報集めますか」
効率的に二手に分かれて情報収集を行う事に
貴方「お姉さん、楽しんでる?俺ここ初めてなんだ」
女性「あら、初めてなのね。いい所でしょ?私は結構ここに通ってるのよ」
貴方「素敵な出会いはあった?」
女性「もちろん!先生が素敵な方と結びつけてくれるの」
先生?
なんか不安要素だな
貴方「それはいいね。ありがとう、この後も楽しんで!」
別の人にも声を掛けてみよう
貴方「すみません。お相手は見つかりましたか?来たばかりで不慣れでして…どうしたらいいのでしょうか?」
男性「紹介料をこのパーティーの主催者である先生に渡したら僕には勿体ないくらいの素敵な女性と出会う事が出来たよ。ほらこの子」
そう言って女性の腕を引っ張るのでこの方がお相手なんだろう
男性はさほどカッコよくないが女性は可愛い
お金を渡せば出来る彼女
先生
…そうか!
貴方「ッ…!ありがとう!」
貴方「桐生さん!」
桐生「月城か。今後ろで話してるのがどうも怪しくてな」
後ろ?
桐生さんが立っているすぐ後ろの柱越しにいる人達か
黒服の男「本当ですとも。先生の言うことは絶対です。ただ、そのためにはフセリンチョ…いえ、紹介料としてそれ相応の金額を頂きますが…」
トモコ「幸せを手に入れるためですもの…それくらい、なんてことないわ」
宗教地味てんな
そもそも格好がおかしいし
それに話してるのトモコちゃんだぜ?
早いうちに助けないと
トモコ「…20万円。これでいいんですよね?」
110人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぷりん | 作成日時:2021年1月3日 15時