【おそ松さん】私は六つ子の姉です

【最後は二人でお粗末さん】 ページ44

『……おそ…松…？』

私を逃がさないかの用にきつく抱き締めるおそ松

おそ「さすがに死ぬとかやめろよA…」

あぁ、涙がでそうになる。

『離して、離してよ…私は…お姉ちゃんじゃないんだもの』

おそ「……それは、俺も同じだろ。俺もあいつらの兄じゃない。
Aも俺も、完璧な兄でも姉でもないじゃん？」

あ……

昔、そう言われた気がする。

昔誕生日、やっぱりケーキは足りなくて。

食べたかったケーキをお姉ちゃんだから我慢してねって貰えなかった

その時、おそ松が言ってくれた。

俺もAは兄でも姉でもないからケーキ食べて良いよなって。

本当に何言ってるのかわかんないなって思ったけど

その言葉に救われたの

『……ありがとう。…でも、さよならかも』

ふらりと落ちる体。

そのまま私だけ落ちるはずなのに

おそ「俺は！！！！お粗末な思いは！！二人で背負うって！！決めたんだよ！」


真っ赤な貴方とまっ逆さまに落ちてった。

……あぁ


最後は二人で



お粗末さんでした………

なんて。大丈夫。だよね


二人は来世も、兄弟なのだもの

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