【おそ松さん】私は六つ子の姉です

37松【心の傷跡】 ページ38

今思うと、学生時代、何かとやんちゃばっかりしてたなって

ヤンキーに喧嘩売って


ボロボロになっては毎晩帰宅して


弟達に心配かけて


両親にだって心配かけて


ねぇ、



助けてくれたのはアンタだったじゃんかよ



なぁ






おそ松



・
・
・
いつも通りヤンキーに喧嘩を売った

皆そんなに強いって訳でもないし、私一人でも勝てた

男が何人も群がってくるのに、女の私一人にやられていくのがおもしろかった

ただそれだけでやっていた喧嘩

『あの、すみません』

声をかけて振り向いた瞬間ぶん殴る。

でも拳は捕まれ、それと同時に殴られる。

「なんだｧ？女？？？」

リーダーらしき男が私を見下ろす

「こいつ……松野おそ松の姉じゃないですか？」

「おそ松の…？じゃあ松野Aか…ﾌｯ、なるほどなｧ」

リーダーらしき男が手を上にあげると何人もの男が私を殴る

痛い

どうしよう

痛い

怖い


初めての状況に、自分がしてきたことの恐ろしさに気づく

調子に乗りすぎた


あぁ、なんて私はバカなんだ


もう、ここで死ぬんだろう


怖くて怖くて、たまらない


助けて…


×××

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