プロデューサーが行方不明になったと思ったら、小さくなって帰って来た件について。 (ページ2)

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問題児たちの集まり、として有名な『Crazy：B』。彼らには専属のプロデューサーがいた。その名も、赤坂A。
しっかり者で、可愛くて、働き者の彼女。
その敏腕さで彼らをいつも支えて、あるいは支えてもらいながら彼女と彼らは二人三脚で頑張って来たのだ。

しかし・・・。
HiMERU「Aさんは、今日も来ていないのですか。」
辺りを見回してHiMERUは呟く。
Crazy：Bの今日の仕事はテレビ番組への
出演。いつもだったら打ち合わせやらスタッフへの挨拶やらであちこち駆け回っている彼女の姿は無い。
そう。
2週間ほど前からAは姿を見せていない。端的に言えば行方不明なのである。
燐音「さすがの俺っちも心配だなあ。」
こはく「Aはん、大丈夫やろか？」
ニキ「Aさんのご飯が恋しいっす・・・。」
各々、不安を抱えつつもきちんと仕事をこなしESビルに戻る。

するとHiMERUはビルの近くに泣いている女の子がいるのを発見した。
HiMERU「おや。お嬢さん、こんなところでどうしたのですか？お父さんとお母さんは？」
『ふええ～。お兄ちゃんだあれ？』
こはく「HiMERUはん、どないした？」
ビルの中に入らないHiMERUを不審に思ったこはくが近づいて来る。
HiMERU「いえ。迷子の女の子を見つけただけです。桜河は先に戻っていて下さい。」
こはく「いや、わしも一緒に探すで。2人の方が早く見つかるかもしれんからな。」
そして、女の子を見ようとして近付いたこはくは驚いた。
こはく「！！」
水色の髪、黄色と青色のオッドアイ、そしてツインテール・・・。
この女の子が、彼らのプロデューサーに、赤坂Aにそっくりだったからだ。