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それから、俺達は手を繋いで歩くようになり
そしてこの、モヤッとした気持ちが恋である事を
俺は 自覚した。
河川敷で、バットを振り終わって
Aが、俺のエナメルを枕にして寝ていた あの日。
俺は月に問い掛けて 返ってこない返事に失笑した。
本当は、もうとっくに
自分の気持ちに気が付いてたんだ。
あの日俺が 蒼白にポカリと浮かぶ月に問い掛けたのは
――想いは伝えなくては 伝わらないのか――
Aは、どんな気持ちで
俺と手を繋いで居るのだろうか?
幼馴染みだから なのだろうか?
幼い頃の様だと、懐かしんで居るだけ
なのだろうか?
それを 聞いたのは 入試が終わってからだった。
俺とAが、受験したのは青道高校。
テストが終わって 青道から家路へと向かう際
相変わらず Aの手を握ってコートのポケットに
俺の手ごと 突っ込んでから 斜め下を見た。
「聞きたい事があるんだが 良いか?」
「うん?何〜?」Aは 首を横に傾けながら
斜め上の 俺を笑顔で見た。
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翔織(プロフ) - これ、読んでくれる方、居るのか解らないですが、30話まで書ける予定が書けなくて 29話中途半端で、すみません。次からは高校生です。伏線付けたの解りますか〜?☆すぐでは無いですが、刺客を送ります。読んで下さってありがとうございました。翔織。 (2014年10月14日 1時) (携帯から) (レス) id: b5c9587b18 (このIDを非表示/違反報告)
翔織(プロフ) - レインさん» はじめまして。こんばんわ。赤道は、中学です〜☆赤堂なんですかねぇ?漢字が解らず、すみません。 (2014年10月12日 20時) (携帯から) (レス) id: b5c9587b18 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 1話目で、青道が赤道になってます。 (2014年10月12日 20時) (レス) id: 9c23e890f7 (このIDを非表示/違反報告)
翔織(プロフ) - 夏さん» ありがとうございます☆一緒に頑張りましょう☆☆ (2014年10月4日 19時) (携帯から) (レス) id: b5c9587b18 (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - ありがとうございますー♪お互い頑張りましょうね!! (2014年10月4日 18時) (レス) id: 1064ac394e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翔織 | 作成日時:2014年10月4日 13時