茜色 ページ7
「……どうしたんだよ、急に。」
気まぐれで見ていたのではなかったのか。
何だか不可解な事を、アヤノは言った。
それは___
「…誰か親戚が、亡くなった……のか?」
そう問うと、いやいや!と言って首を振った。
ますます訳が解らないが……
「茜色は、皆を繋ぐの。悲しい人を、ヒーローが助けるために。」
ポツポツと話し出したアヤノは、赤色のマフラーをギュッと握り締めて言う。
「でもね……このマフラーを付けて屋上に来ると、声がきこえるんだ。『貴方は此処に来るべきじゃない』って。」
つまり……茜色が誰かと自分を繋いだ、と言いたいのだろうか?
声が聞こえる……その点も良く分からない。
まぁ、本人が特に何がしたいって訳ではなさそうだ。
「ほら、数学やるぞ。」
*
「……はぁ……はぁ………」
最近は…アヤノの夢ばかり見る。
でも…今見たのは『いつ』の記憶だろう?
俺は、覚えてない。
忘れては、いないと思う。
「まぁ……いいか……寝よう……」
夢の中のアヤノに言ってみる。
『落ちんなよ。』
と。
カゲロウワード
「ご主人は悠々自適ですねぇ」
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オレンジプラス(プロフ) - 妖白さん» ありがとうございます(*´▽`*)頑張りますね!いつでも身に来てください(・∀・) (2013年12月10日 19時) (レス) id: 9b54f4afb9 (このIDを非表示/違反報告)
妖白(プロフ) - 初めまして(^_^) いつも楽しみに見ています♪無理せず、更新頑張ってくださいね! (2013年12月9日 23時) (携帯から) (レス) id: aaf1bf3807 (このIDを非表示/違反報告)
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