◇第八十二話◆ ページ22
貴「赤司くん、今日はありがとう」
帰りの電車の中で、私は赤司くんに言う。
赤「いや、こちらこそだ。
いきなり来た僕を迷惑そうにもしなかった。
やはり君は優しいね」
・
赤司くんは夜は人混みが多い電車の中で、他の人からかばってくれている。
赤司くんの、こういうさりげない優しさが好きなんだよなぁ……。
・
・
赤「あ、A。席が空いたから座りなよ」
そう言って私をその空いた席に座らせる。
赤司くんの優しさに触れる度、どんどん赤司くんに溺れていってる気がする……。
明日でまた当分会えなくなるのは、寂しいな……。
―――――――――――――
―――――――――
――――――
赤「A、二日間泊めてくれてありがとう」
貴「ううん、大丈夫だよ」
赤「じゃあ、A。元気にしてるんだよ」
貴「うん……」
あぁ、時間って早いな……。
もう赤司くんとのお別れだ。
・
なんだか、胸の奥がきゅっと締め付けられた。
でも、笑って見送らなきゃ。
貴「赤司くんも、元気でね」
なんだか、一生のお別れにも思えた。
ずっと会えなくなるわけでもないのに。
・
赤「A……?」
気づいたら、涙が出ていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 310人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優穂(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます!続編のほう、書かせていただこうと思っているのでよろしくお願いします! (2016年10月8日 9時) (
レス) id: 1ef8b6e724 (このIDを非表示/違反報告)
優穂(プロフ) - 氷夜猫さん» そんなふうに言っていただけて光栄に思います!ずっと私の作品を読んでくださってありがというございます!氷夜猫様もお身体に気を付けてお過ごしください!続編を書かせていただこうと思っているので、よろしくお願いします! (2016年10月8日 9時) (レス) id: 1ef8b6e724 (このIDを非表示/違反報告)
あまね - 続編読みたいです!! ぜひお願いします＼(^o^)／ (2016年10月7日 9時) (携帯から) (レス) id: 743e4dcd22 (このIDを非表示/違反報告)
氷夜猫(プロフ) - 優穂さん» 長々と失礼致しました;;これから寒くなりますのでお身体にお気をつけてお過ごしくださいm( _ _ )mﾍﾟｺﾘ (2016年10月3日 20時) (レス) id: 733ee73110 (このIDを非表示/違反報告)
氷夜猫(プロフ) - 優穂さん» 私が初めてコメントを残して約3年が経ちましたね、このような素敵な作品に出会えて嬉しく思います！最終話なのは少し寂しく思いますがまずは完結と言う事でお疲れ様でした！ご自分のペースで大丈夫ですので続きが出るのならば楽しみにしておきますね (2016年10月3日 20時) (レス) id: 733ee73110 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優穂
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/aiha2/
作成日時：2013年4月17日 21時
