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「助けてくれてありがとう」
黒髪の少女は告げる。恥ずかしそうに、照れたように、桜色の頬をりんごのように赤くして
「ボクは…小さくなりたいよ」
嫉妬の罪を背負う巨人族の少女は、己の無力さを噛み締める
「どうして……っ！」
銀髪の王女は哀しそうに顔を歪めて叫ぶ。王女の真珠のような涙を見て、金髪の少女は苦笑して告げる
「護りたかったから」
護りたい。護れない。大好き。大嫌い。生きていてほしい。居なくなってしまえばいい
少女の裡にある矛盾した想いが募り、少女を苦しめる
大切な友人がいること。大切な家族がいること。愛する人がいること。愛してくれる人がいること。この世界に生きていること。当たり前のような奇跡に溢れているこの世界で少女は歩き続ける。果てしなく深く、救いようのない絶望と哀しみを胸に抱いて
"大切な二人,,を救える力を持つ大罪人たちを、希望というには哀しすぎる光を心に灯して執筆状態：続編あり(完結)
「助けてくれてありがとう」黒髪の少女は告げる。恥ずかしそうに、照れたように、桜色の頬をりんごのように赤くして
「ボクは…小さくなりたいよ」
嫉妬の罪を背負う巨人族の少女は、己の無力さを噛み締める
「どうして……っ！」
銀髪の王女は哀しそうに顔を歪めて叫ぶ。王女の真珠のような涙を見て、金髪の少女は苦笑して告げる
「護りたかったから」
護りたい。護れない。大好き。大嫌い。生きていてほしい。居なくなってしまえばいい
少女の裡にある矛盾した想いが募り、少女を苦しめる
大切な友人がいること。大切な家族がいること。愛する人がいること。愛してくれる人がいること。この世界に生きていること。当たり前のような奇跡に溢れているこの世界で少女は歩き続ける。果てしなく深く、救いようのない絶望と哀しみを胸に抱いて
"大切な二人,,を救える力を持つ大罪人たちを、希望というには哀しすぎる光を心に灯して執筆状態：続編あり(完結)
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作者名：アストライアー | 作成日時：2021年5月30日 22時
