つかの間の日常�� ページ17
隆「別にかまわねぇよ。まぁ、座れ。メシは？」
A「あ、いや、まだ」
まぁそうだろうなと
予想した通りの返事が返って来た所で
朝ついでに作っておいた簡単な朝食と
砂糖とミルクをたっぷりいれたコーヒーを
座ったAの前に置いた
A「あ、ありがとう。ごめんね〜」
隆「慌てなくていいから、ゆっくり食えよ」
急いで食事を済まそうとするAに
安心させるように声をかけ
事件後少し伸びたAの髪に
クシをかけてやる
やっぱ...なんか隠してんな...
忙しそうにしているが
その理由ははぐらかされたままだ
なんで女って秘密を持ちたがんだか...
最近八戒の件で
姉の柚葉にも同じことを思ったのを思い出す
黒龍との和平条約は成立したけど
なんか煮えきらねぇ
自分の腹心だった八戒を信じてねぇ訳じゃねぇけど
待つだけってのも辛いもんだ
考えごとをしていた俺の耳に
Aの戸惑った声が聞こえてきた
A「ねぇ？隆...なんか悩んでる？」
隆「...ん？」
まさか口に出てたか...？
A「だってボーとしてたのに、私の髪が凄く可愛くされてる」
Aの言葉にハッとすると
乱れた髪にクシをかけてるつもりで
編み込みまでしてセットしてしまっている
隆「しまった。わるい、考えごとしてて。つい癖で」
A「いや、私は全然大丈夫だけど。これルナちゃんがいつもやって貰ってるやつでしょ？大丈夫かな？ちょっとこれ、私には可愛すぎない？年相応かな？」
ソワソワとするAをじっくりとみて判断する
隆「んー、よし。大丈夫。俺の彼女は今日も可愛い」
A「...ん！？...わかった。分かったから、１回落ち着いて。もう隆は喋らないで」
隆「クハハ...なんでだよ。ひでーな」
A「せっかく起きたのに、永眠でもさせる気なの？！」
隆「そりゃ困ったな。お姫様が起きるまでまた待ってなきゃな」
A「...くっ...ねぇ？怒ってる？なんか怒ってるの？ホントは怒ってた？」
隆「いや？ただ最近ツレねぇなって。なんか困ってんなら頼って欲しいんだけど」
そう言うとAはバツの悪い顔をして弁解した
A「...ぁー、最近忙しくしてる事だよね？困ってるって言うか...。上手く言えないんだけど...。でも！もちろん私が頼るのは隆だけだから。だから...私が頼ったらすぐ助けに来てくれる...？」
隆「当たり前だろ。いつだって、どこにだって駆けつけてやるよ」
俺の言葉を聞いたAは
どこかホッとし
嬉しそうに破顔した
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くらら(プロフ) - 金成さん、りんごさん。お知らせありがとうございます。外したつもりになっていたようです。対応致しました。 (2023年2月28日 23時) (
レス) id: 1c45d362d0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 他の方も言ってますが､オリ‘フラ立ってますよ！ルール違反になるので､外したほうがいいですよ！ (2023年2月28日 17時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - お/り/ふ/らたってますよ (2023年2月26日 21時) (レス) id: dca7301a32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらら | 作成日時：2023年2月25日 3時
