【黒バス】"キセキ"みたいな毎日で。

とりっぷ.41 ページ41

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青峰side




やっちまった。



昼休み、灰崎と口喧嘩になって。何時の間にか赤司に乗せられて、水月と話さないことになった。


水月が嫌い？んなわけねーに決まってる。



ただ、灰崎の方が水月のことを知っていて。
水月のことを名前で呼んでいて。




自分より灰崎の方が水月と仲がいいのが気に食わなかった。



俺の方が先に仲良くなったのに。







「青峰ー！このタオル青峰のだよね？」



水月が、俺のタオルを持って走ってくる。



そうやって、俺のことだけ考えてればいいのに。


なんて、自分勝手なことを考える。
んな都合いいことあったらいいのにな。


こくんと、頷いてボールを追いかける。





(どうすりゃいいのかわかんねー)







灰崎side






うざってぇ。



初めて水月を見た時は、ただ、普通の女って感じがして。
そんなのがマネージャーをすんのか気になって話しかけた。



ビクビクするわけでもなく。媚びるわけでもなく。

普通に話した。



他の女にはしない話やしない行動。
普通に構ってくれる、変な奴。ダイキもアツシもAのそういう所が気に入ったんだと思う。





そんなこと思っていると、急にむしゃくしゃして、ボールを片手に持ってムリヤリダンクをした。


自分でもヒヤヒヤするダンク。




「ちょ、灰崎！危ない！」




なんでだよ、どうしてお前はそうやって俺に関わる。




期待なんかさせんなよ、どうせ俺は他の男共と変わらないんだろ？


ただの友人で、放っておけない。





わかってんだよ、特別、だなんてそんな存在じゃないことぐれぇ。





(俺のことだけ見てくれねぇお前も、お前のことばっか考えてる俺も)





(全部うざってぇ)

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