【黒バス】"キセキ"みたいな毎日で。

とりっぷ.40 ページ40

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「あ、このタオル青峰ん家のだ…」


タオルを洗濯しながら乾いたタオルをたたんでいると、淡い青色の見慣れないタオルがあった。

端っこに、青峰、って書いてある。



「青峰ー！このタオル青峰のだよね？」

「…………」


青峰はこっちを見ると、少し嫌そうな、不機嫌な顔をした。
それから、こくん、と頷くとどっかに行っちゃった。


えぇ！？私なんかした！？
てか、なんで避けられてるの！？


「水月、どうかしたのか？」

「赤司ー…なんか、青峰に嫌われたかも」

「……そんなことないさ。青峰にも何かがあるんだろう」

「そうかなー？……男の子ってよくわかんないや」

「俺には水月や桃井の方が分からないがな」


目があって、くすりと笑う。
今の赤司の雰囲気は好きだ。虹村さんとは違う安心感。

不思議だな、なんて。


そんなことを思っていると、遠くでガシャーン！と大きな音が体育館に響いた。
その方を見ると、灰崎が危なっかしいダンクをしていた。


「ちょ、灰崎！危ない！」

「…………ﾁｯ」


近くに駆け寄り、注意するとまた青峰のように機嫌が悪そうに睨まれ、舌打ちされた。



……お前もか！！



「……水月？」

「…………青峰も灰崎もキライ！」



わけも分からず嫌われるなんて、悲しすぎる。
なにか、嫌われるようなことしたかなー？

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