土方side. ページ1
羅刹の声が聞こえたような気がした俺は、その声の聞こえた方向に向かった。
この方向はAの部屋だ。
あいつは今かなり体調が悪い。
そんなところに羅刹なんて入ったら……。
俺は途中で会った原田達と合流し急いでAの部屋へ向かった。
が、何かおかしい。
Aの部屋に近づいてはいるが静かすぎる。
俺はAの部屋の障子を勢いよく開けた。
そこには、今まさに倒れただろうAと、足元には羅刹だったやつがいた。
原田「A！大丈夫か！！」
原田はAに駆け寄り、体を起こした。
原田「すげぇ熱だ。呼吸も浅いし、朝より酷くなってやがる。」
土方「平助！山崎を呼んでこい。」
藤堂「お、おう！」
俺は足元にいた元隊士の顔を確認した。
原田「土方さん。そいつは最近に羅刹になったやつだよな。」
？？「何をやっているのですか？」
俺が返事をする前にこの部屋に入って来た人物がいた。
原田「い、伊東さん。なんで此処に……。」
そして、もう一人。
？？「すみません。羅刹がこちらに逃げ出してしまいました。」
伊東「あ、あなた山南さん？！死んだんじゃなかったんですか！」
そこへ山崎を連れて平助が戻って来た。
伊東「土方くんどういうことですか！山南さんが生きているなんて、このことしっかり説明してくれるんでしょうね？」
土方「ああ。だがここは病人の部屋だ。少し静かにしちゃくれねぇか。話は俺の部屋でする。」
俺は苛立ちを隠さないまま伊東さんを見た。
伊東「っ……、わ、わかったわ。」
土方「山崎。Aを頼む。」
山崎「御意。」
俺はAのことが心配だったが、今は伊東さんをなんとかしなきゃいけねぇしな。
土方「原田、平助。あと山南さんもそいつを運んどいてくれ。」
俺はそれだけ言って、伊東さんを連れて自分の部屋に向かった。
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彗.(プロフ) - 総ちゃんさん» コメントありがとうございます！期待に応えられるものが書けるように頑張りますね(*^^*) (2016年9月29日 19時) (
レス) id: b992a17143 (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - 続きが気になります。更新楽しみに待ってます(゜∇^d)!!(゜∇^d)!! (2016年9月29日 18時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
平助 - 平ちゃん離隊しちゃうんだね(ノД`)・゜・。主人公がみんなを守れたらいいのに(ノД`)・゜・。主人公頑張れ(^▽^)/ (2016年2月10日 21時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
平助 - いやー、さすがっていうか天然女たらしだね歳は（・∀・）ﾆﾔﾆﾔただでさえ、勇さんも究極というか国宝級の天然ぶりだからね(^▽^)/新選組のみんなって、案外天然の集まりカモ(^▽^)/ (2015年12月22日 23時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
平助 - 歳とデート（・∀・）ﾆﾔﾆﾔ紅玉さん、いいところで邪魔しちゃ駄目だよ(●´ω｀●)歳、主人公を甘味処に誘うなんてナーイス(^▽^)/このままいい雰囲気になればいいのに（・∀・）ﾆﾔﾆﾔ (2015年11月5日 23時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗. | 作成日時：2015年6月14日 20時
