【カゲプロ裏切り】オレンジ。【セト】

裏切り３０ ページ31

真紀「A、ありがとう」
貴方「ううん。こちらこそ。真紀のホンネが知れてよかったなぁ」
真紀「ふふっ」
真紀はすごく嬉しそうに笑う。可愛いね、真紀。

真紀「そういえばさ・・・」

真紀が少しだけ意地悪く笑う。

真紀「セトさんに、告白しないの？」
貴方「えっ！//」
顔が熱くなる。たぶん、今のあたしの顔は林檎みたいに赤いだろう。
すごい恥ずかしい。

貴方「な、なんで！」
真紀「見てればわかるから。嫉妬してた、ってさっき私言ったでしょう？」
貴方「確かに言ってたけど・・・」

セトのさわやかな笑顔が頭に浮かび、ますます体中が熱くなる。
湯気がたつくらい熱くなったあたしに真紀は、

真紀「言ってきなさい」

貴方「えっ、まだ心の準備がっ！」
真紀「いいから」
真紀が明るく笑う。その顔にアヤノちゃんや芽衣の姿が重なる。
２人にも応援されてる気がした。

貴方「うん！」
真紀「そう。じゃあ今から頑張れ！」
そういいながら赤いマフラーをあたしの首に巻いてくれた。
真紀「これは私からのプレゼント。応援してるから。じゃ、先に帰るよ〜」
貴方「えっ！真紀？」

あたしが唖然としていると、

？「A？」

貴方「っ！」

この声・・・。いつも聞きなれている、大好きな声。

元気が出る、素敵な声。

これは＿＿＿＿、

貴方「セト・・・」
セト「どうしたんすか？風邪ひくっすよ？」
そうだ、セトはまだ記憶が戻ったこと、知らないんだ。

＿＿＿＿伝えなきゃ。

ぎゅっ。

セト「？A？」

あたしはセトを抱きしめていた。セトは驚いている。あたしは顔が熱くなりながら、口を開いた。

貴方「セト・・・大好き・・・」

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