【カゲプロ裏切り】オレンジ。【セト】

裏切り１０ ページ11

貴方「何で・・・」
セト「・・・」

ぐいっ。

貴方「えっ・・・、せ、セトっ！？」
セト「ごめんっす」
貴方「何が？」
セト「裏切り者とか・・・。真紀が傷つけられたから、罰だって思ったけど・・・、その分、Aも傷ついてたんすね・・・」

セト・・・、それ以上、優しくしないで。

泣いちゃうよ？あたし・・・。もう、泣いてるけどさ。

セトの腕の中は暖かくて、安心できて・・・・。

嬉しくて・・・。

芽衣・・・、あたし、こんなうれしくていいの？
いいのかな？今だけ。今だけなら、セトに甘えてもいいのだろうか。
こんなぬくもりは久しぶり。

貴方「あ、あたし・・・つ、つらくて・・・くしゅん、だ、だから・・・うっ・・ひぐっ」
セト「い、今だけなら・・・甘えてほしいっす」
貴方「ご、ごめん・・・い、今だけ・・・」

あたしは泣いた。今まで我慢した分泣いた。
そのあいだ、セトはずっと抱きしめてくれた。ぬくもりをくれた。

＿＿＿＿ありがとう・・・。


セト「平気っすか？」
貴方「う、うん。ありがとう・・・。セト、帰っていいよ。ゴホン。裏切り者になっちゃう」
あたしはもう甘えることはできない。
もうこれ以上、犠牲はつくりたくない。
傷つくのは自分だけで十分だ。もう、ぬくもりに頼らない。
前を向いて、現実を見なきゃ。

ね？アヤノちゃん。

アヤノちゃんの分、生きるよ？絶対＿＿＿＿。

セト「・・・」

***
アヤノ「Aちゃん・・・」
ヒヨリ「Aさん、強いんですね。でも、ヒビヤには幻滅。コノハ様も・・・」
薊「本当に最低な奴らだな。あの真紀とやらも」
シオン「マリー・・・。なんてひどいの・・・」

ここはカゲロウデイズ。そこではみんなが集合していて、Aの様子を見ていた。

アヤカ「みんな、提案があるわ」

アヤノ「何？お母さん？」
ヒヨリ「どうしたの。お姉ちゃん」
薊「話してみろ」
アヤカ「クロハ、これなんだけど、できるかな・・・？」
クロハ「あ？なんだよ」

アヤカ「・・・・・・・・・・・」

シオン「なんですって！？」
アヤノ「無茶な！」
ヒヨリ「それは・・・。今のAにはかわいそうだと思う」

「Aをカゲロウデイズに連れてくる」

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