第42話 出会い ページ45
つまらない。ああつまらない！
がやがやと煩い教室の隅の席でぐったりしている。高校生になってから1週間くらいだったけども
…友達ができない！！
というか私、昔から友達いないんだよね。
弟とずっと遊んでたし寂しいとかそんな感情なかったけどさ…
そもそも友達ってどうやって作るんだ？
昔の子供時代はもっとこう…ちゃんと笑えてた気がするんだけど
お母さんが死んじゃってからうまく笑えなくなってしまった。
お父さんは家に殆どいないし、弟は私と違ってフレンドリーな子だから友達沢山いるし
妬ましいわけじゃない。弟とは今でも仲良しだ。ただ、昔より遊ばなくなったかもしれない。
だってさ、向こうは人脈の塊みたいな子で、方や私は友達がいないぼっち…
自分に付き合わせるのは申し訳ない。
いくら姉弟だといえど、私には私の世界が、弟には弟の世界がある。
私に付き合わせて弟の世界が壊れてしまうのは絶対にない。
…飲み物でも買いにいくか
あまり感じない喉の乾きを理由に教室からでることにする
はぁ、とため息をついて立ち上がった。
***
と言う訳でついたぜ自動販売機！決して逃げた訳じゃない。決して、
何飲もうかな、と色々考えた結果結局いつもと同じ物を選ぶ
何を選んだかというと、まぁ本当に当たり障りのないものだ。
詳しく言うと世界的に有名な黒い炭酸飲料だ。
やはり人気なのか他の飲み物は一つしか枠がないのに黒い炭酸飲料は二つも枠がある。
しかし売れてるのか片方の枠はもう赤文字で売り切れと記されていた
お金を入れボタンを押すとぴっ、と軽い電子音がしその後すぐにガシャン、と落ちてくる音がする。
ペットボトルを取り出し教室に帰ろうと踵を返した、
…のだが、
「な、ないっ！！」
「へ？」
突如聞こえた大声に思わず振り返る。
そこには
「なんでねぇんだよ！俺の命の源！！」
さっき私がいたであろう自動販売機の前で男子生徒が絶望したように自動販売機を揺さぶっていた。
え？
なにあの人…
困惑している私を他所に男子生徒はこちらを見た。
そして私を…正確に言えば私の手の中にあるペットボトルを指さした、
「頼む！それ俺にくれねぇか！？」
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雫月 - 久しぶりに見たら沢山話が…！ふぉーーーーー！w！ (2019年7月5日 21時) (
レス) id: f6327c97d3 (このIDを非表示/違反報告)
雫月 - コチラコソ！アリガトウゴザイマス！(嬉しい嬉しい嬉しい！) (2019年6月24日 16時) (レス) id: f6327c97d3 (このIDを非表示/違反報告)
トメィトゥ(プロフ) - 雫月さん» こんなんでよろしかったでしょうか…コメントありがとうございますm(_ _)m (2019年6月23日 19時) (レス) id: afec6e4094 (このIDを非表示/違反報告)
トメィトゥ(プロフ) - 雫月さん» 「え、俺！？なんで俺が…あ、えっといつもありがとな、これからもよろしく…ってなに笑ってんだお前ら！！」 (2019年6月23日 19時) (レス) id: afec6e4094 (このIDを非表示/違反報告)
雫月 - シンタローからの返信欲しいです！できたらです！できたらお願いします！ (2019年6月23日 16時) (レス) id: f6327c97d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トメィトゥ | 作成日時：2019年6月5日 17時
