透明色7 ページ7
〜Aside〜
目が覚めると、自分のベッドの上だった。
時計には、11:39と表示されている。
昨日の事が、悪夢のようだ。
嘘だと信じたい。
夢だったと信じたい。
けど、ガチガチになった腰といっぱいある赤い痕が、事実を物語っていた。
今更の欠席の電話をし、ベッドに横になる。
何かさ、
________透明、って便利だよね。
ふと思った。
透明ってさ、どんな色にもなれるのに、どんな色にもなれないんだよ。
矛盾してるの。
まるで、カメラみたい。
すべてはレンズ越しなのに、嘘はない。
けど、写す場所によって、全てが変わっちゃうんだよね。
…………あぁ、灰崎くんに会いたいな。
何故かは分からないけど、あのつまらなそうな眼に、視界に、無性に入りたくなった。
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八雲(プロフ) - 次の更新も待ってますよ^_^ (2019年12月17日 22時) (レス) id: 107faa0e6b (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - ありがとうございます!というか初コメ、凄く嬉しいです!本当にありがとうございます!!!泣泣 (2019年8月14日 13時) (レス) id: 72403510b8 (このIDを非表示/違反報告)
スコーピオン - 面白いです続き、とても気になります 頑張ってください (2019年8月5日 18時) (レス) id: ea89e2c5ba (このIDを非表示/違反報告)
スコーピオン - 面白いです続き、とても気になります 頑張ってください (2019年8月5日 18時) (レス) id: ea89e2c5ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫* | 作成日時:2019年7月3日 14時