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「ははは、そうおっしゃると思いました。今日のところは帰っていただいても構いませんが、明日またこちらに来ていただきます。よろしいですか？」
「すいません、よろしくお願いします。A、帰る準備しよっか」
『やっ……』
抱きついてる腕を離そうとしても腕を緩めるどころか絶対離したくないとばかりに強めてくる。
引き剥がせない力ではないけれど、それをしてはいけない気がして何もできない。
「Aー…このままじゃ帰れないよ？」
『……離れたくないもん…』
「司、そのままにしてやりなさい。あとは俺と母さんでやっておくから」
「樹さん、俺も手伝いますよ」
「あら、たるとくんはいいのよ。いろいろ迷惑かけちゃったし、疲れてるでしょう？」
「いえ、いいんですよ。Aちゃんの事も心配だったしこれくらいのことはさせてください」
「あ、じゃあたると僕荷物置いてきたままだから取ってきてほしいな」
ちょうどいい、と思いたるとに頼むとすごく嫌な顔をされた。手伝うって言ったのに。なんで。
「あーはいはい。取りに行きますよっと。でももう閉まってるんじゃないか？この時間だし。」
「あー…もう22時か。ごめん、明日頼める？」
「りょーかい。じゃ、明日な。Aちゃんもお大事に」
『たるとさん…ありがとう…』
「いいってことよ。司に何かされたら俺に言うんだぞーじゃあ樹さん、杏樹さん失礼しますね」
と、いらん捨て台詞を残して帰っていった。
さて僕達も帰ろうと、Aを抱き上げる。
「じゃあ母さん、父さん、あとは頼むよ」
「ええ、気をつけてね。Aちゃんお大事に」
「Aちゃん次会うときは遊びに行こうな！！」
普通息子の彼女を遊びになんか誘わないだろう。
そして、父さんは母さんにいい年して女の子口説いてんじゃないわよと怒られていた。
病院を出た僕達はそのまま歩いて帰るわけにも行かず、運良く捕まえたタクシーで家まで帰った。
「A、お腹すいてない？なんか食べる？」
『いらない…』
「じゃあホットミルク作ってくるよ。A好きでしょ？」
『…半分こ』
「ん、わかった。半分こね」
ソファーに寝かせた彼女に毛布をかけてあったかくしてるように言って、自分はキッチンに向かった。
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めっちゃ続いてる。キリがなくなってきた。
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猫狐(プロフ) - 光芒さん» ご指摘ありがとうございます。外し忘れていたようです。すいません。 (2016年12月29日 11時) (
レス) id: c91017cc56 (このIDを非表示/違反報告)
光芒(プロフ) - あの，この作品は２次創作ですよね？でしたらオリジナルフラグははずさないといけないのではないでしょうか？違ったら御免なさい。コメント失礼しました。 (2016年12月29日 5時) (レス) id: 86ba02c6f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫狐 | 作成日時：2016年12月26日 2時
