第16話 ページ17
＊＊＊
お昼休み。
可愛らしい弁当とコンビニ弁当が並んでいる光景は、少しおかしく見えるだろう。
この時間はいつも教室にいる人数が少ない。きっと皆は一階のラウンジだったり、屋上で昼食をとっている。もちろん、アイツも仲のいい友達と一緒にいるはずだ。
ふと、アイツに言われた事を思い出す。
『……ねぇ、茉那果』
｢んー?｣
『ゆうくんの本名ってなに』
なんて適当に聞いてみたが、茉那果はガタッと体を揺らし椅子から落ちた。
『…ちょっ、茉那果!?』
｢……Aが｣
『え』
｢……Aが3次元に興味を持った…｣
いやいや、違うから。私はいつでも2次元のキャラにしか興味無いし3次元なんて怖いし。
｢どういう風の吹き回し!?｣
『ちょ、茉那果落ち着け』
｢はぁ嬉しい、これでAとも語れる……｣
『話を聞いて!!』
そういって茉那果の頭をチョップする。
あ、少し痛そう。
｢うぅ〜……、痛い｣
『ご、ごめん』
｢まぁいいけど｣
といって椅子に座り直す茉那果。頼む。茉那果だけが頼りなの。
｢……んで、どうしてそうなったの｣
……こればっかりは言えないなぁ。あたしの精神と体がお亡くなりになっちゃうから。
『……ちょっと、気になっただけだよ』
ハハ、と平笑いをしておいたが、納得いってないようだ。
｢……まぁ、話してあげるよ｣
『やった!! あと、そのゆうくんの情報も少し教えて!!』
よし、ゆうくんの件は茉那果に聞けばなんとかなりそうだ。
あたしはメモ帳を取り出して、茉那果の言葉を一つ一つ聞き逃さないように書き出した。
*｢救世主?｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 675人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ツユカ(プロフ) - Ayanaさん» こんにちは。遅くなってごめんなさい。なんと500人目ですと!?おめでとうございます笑 お褒めの言葉ありがとうございます、頑張ります！ (2017年5月8日 20時) (
レス) id: 8bbcdb2784 (このIDを非表示/違反報告)
Ayana(プロフ) - この作品最高です！瀬名君好きです！あ、お気に入り登録したら500人目でした！((どうでもよい (2017年5月3日 2時) (レス) id: 837bfe8c1d (このIDを非表示/違反報告)
ツユカ(プロフ) - H∧RUK∧さん» 遅くなってごめんなさい…ありがとうございます! (2017年4月16日 12時) (レス) id: e56ff2a039 (このIDを非表示/違反報告)
H∧RUK∧(プロフ) - 凄くこの作品が大好きです！私もトリスタの推しはゆうくんと真緒くんです!!これからも頑張って下さい♪ (2017年4月9日 22時) (レス) id: 766b6da6dd (このIDを非表示/違反報告)
ゆるふわねこ。(プロフ) - 那由他さん» コメントありがとうございます。そう言ってもらえてとても嬉しいです……笑 ありがとうございます!!頑張ります〜!! (2017年1月22日 22時) (レス) id: 4c0d12fb07 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
