そらるさんは匂わせができないっ！【srr】

匂わせ１３ ページ14

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「………え、なに、狙われてんの？」

『違うでしょ』

「ねえそらるさーん、姉ちゃんどっかの知らない男に狙われてますよ」

『ちょ……っ！！！』





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週末。なるくんの家にお邪魔すると、彼方と通話しながらゲームの真っ最中。

なんだか面白そうだったから、横に座って会話に入れてもらいながらゲームを観戦させてもらうことに。





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《そいついくつ？》

『え、確か同い年か１つ上か、くらいだった気がする』

《ふーん……》

「あ、そらるさんこっち来て、こっち！」

《どっち》

「ピン指した！！」





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興味があるのか、ないのか。どっちか分からないような彼方の反応が気になる。





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「で、それは結局行くの？」

『うん。行くと思う』

「は！？ 行くの！？」

『だって断る理由もないし…………』

「……はぁ〜………」

『ちょっとため息つかないで！！』





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なんだこいつとでも言いたげな顔でこっちをちらっと見てきた。

お願いだからやめて。





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《………じゃ、俺作業戻る》

「了解でーす」

『あ、またね〜』





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絶対に行きたくないとかそういうわけじゃないし。こっちだって普段お世話になっているわけだし。

ちょっとめんどくさいなくらいには思うけど、それはあっちも一緒だろう。


せっかく誘っていただいたのに断るのも気が引ける。
会社の人付き合いなんてそんなもん。


仕事が円滑に進むためにも行った方が絶対いい。





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「まあ、せっかく行くなら楽しんでおいでよ」

『そうだね』

「………ちなみに、その長谷川さんってイケメン？」

『めっっちゃモテてる』

「へ〜笑」




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