9話…愛 ページ10
『ふぅ…』
私もあんな風に愛せれる人が出来るのだろうか。私を愛してくれる人はいるのだろうか。
そのとき、ふとおそ松の顔が浮かんだ。
『いや、ないよ…ないない!』
おそ松に愛してもらったらすごく嬉しい。が、約束を破った私のことなんか…その前に会えるはずがない。
もし会えたとしても私を愛してはくれないだろう。
『はぁ、自分で思ってて悲しくなってきた…』
ははは…
と苦笑いしながら外を眺めていた。
…そんなことを考えていたら、30分近く経過していた。
『やばっお父様に呼ばれてたんだった!』
すぐに窓から離れ、部屋から出た。小走りで父の部屋まで行った。
父の部屋の前に着いた。
部屋の中から母の声が聞こえた。どうしたんだろう。何か言い合いになっている。
早く入ろう。そう思い急いでノックした。
コンコン
『お父様?Aです。』
父「おう、A。どうぞ。」
失礼します。そう言いながらゆっくりドアを開け、父と母がいることを確認した。
でも母は心配そうな顔をし、こちらを見ていた。
『お母様、お父様。どうかなさったんですか?何か言い合ってるようでしたけど。』
私は困った顔をして言った。
父「大丈夫だよ、A。Aの事を話していたんだ。」
『私の事?…私何かしましたか?そうだったらごめんなさい…でも私の事で喧嘩しないでください!』
母「いいえ、Aは何もしてないわ。」
母が焦っているようにいつもより暗い声で言った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
間違いがあったらごめんなさい…
気づいたら言ってくださったら嬉しいです。
by.作者
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひよこ | 作成日時:2018年10月18日 22時