8話…父と母 ページ9
『えっ…!』
その車から出てきたのは私の父だった。
まだ帰ってくるのは早いはずなのに。
早く行こう。お父様。お父様。やっと会える!
猛ダッシュで階段を駆け下り、玄関まで行った。
丁度父が入ってきているところだった。
『お父様…!!!』
私は叫び、父の前に走っていった。
父「おお…!A!!!久しぶり!元気にしてたか?」
『はい、お父様…!でもなんで、帰ってくるのは3日後と聞いていましたが…』
父「思ったより早く帰ってこれたんだ。雪羽はどこだい?」
『今食事が終わった頃でしょうか。呼びましょうか?』
父「いや、いいよ。僕から会いに行く。A、後で大事な話があるから僕の部屋に来てくれ。」
父は私の頭にポン、と手を置いて言った。
大事な話ってなんだろう。そう思いながら、
『はい、分かりました。後で行きます。』
ニコッと笑い言った。
父「A、ママに似たな。」
『そうですか?お母様の方が綺麗だと思いますけど…。』
父「ママに負けないくらい綺麗だよ。さぁ、雪羽の所に行ってくるよ。」
『行ってらっしゃい。お父様。』
父が階段に向かって歩いていった。
そのとき、
「え、直人さん…!」
母の声がした。騒がしかったから見にきたのだろう。
父「雪羽、ただいま。」
父が両手を広げ、立ち止まった。
母「直人さん…!おかえり!」
母が涙目になりながら抱きついた。
私はそっとその場から離れ、自分の部屋に戻った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最近寒いですねぇ〜皆さん風邪ひかないでくださいね〜٩( 'ω' )و
by.作者
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひよこ | 作成日時:2018年10月18日 22時