【黒バス】黒「図書室に居る少女は、」貴「黒子並に影が薄いです。」【黒子テツヤ】

９、着信アリです。By　貴方 ページ10

携帯のディスプレイに表示された文字は



�お兄ちゃん�



でした。




恐る恐る電話に出る私。



貴「もしもし。お兄ちゃんですか？」



はっきり、ゆっくり。

言葉を紡ぐ私。



『もしもし。ああ、俺だよ。』



貴「俺オレ詐欺ですか。切りますね。」



『切るなよ。』



完全にお兄ちゃんだ…

私がボケても静かにツッコムお兄ちゃんだwwwwww



貴「相変わらず。

静かなツッコミですね、お兄ちゃん。」



『まーな。』



貴「それで、用件はなんですか。」



『Aも相変わらず冷静な応答だな。』



貴「そうですね。で、用件はなんですか。」



『うーん…用件は特にない。

あるとすれば…声が聞きたかった。』



貴「遠距離恋愛している

バカップルみたいな事を言い出さないで下さい。」



お兄ちゃんのイケボでそれを言われると

妹の私でもドキドキします。


…私って相当なブラコンですね。


しかしお兄ちゃんはそれを上回るシスコンですね。



『んー…



本当の事言うと、


今日はラノベみたいな事が起こったから

俺の溺愛する妹に聞いて欲しくてな。』



シスコン発言ですね。というか…



貴「ラノベみたいな事…ですか？


気になるので、早く続きをお願いします。」



『そう急かすなよ…



これでアイツが女だったらラノベなんだけどな

相手は男だった。が、

女装すれば女になれる。(瞳孔さえどうにかすれば)』



貴「男の娘ですか。

腐ってますね。美味しいです。」←



『おい。』



実は私…腐っちゃってる系女子ですwwwww



それから、夜の０時くらいまで

お兄ちゃんと話してました。




楽しかったです。とても。

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