/113 絶望へ……。 *黒子 ページ34
黒子side
目の前の光景に驚きが隠せない
無敵と誇られていた人達が、地面に倒れているのだ
そう言う僕も、腕からドクドクと血を流して倒れている
ハ「ハハッ、こんなもんなのかよ……なぁ!!」
黄「っ……!!ゲホッ、ゴホッ……ゴホッ!」
ドカッと黄瀬君の腹を蹴る
青「テメェ!!!」
よろよろと立ち上がり、殴りかかってきた青峰君の首を片手で締めあげた
火「青峰っ!」
紫「峰ちん!」
ハ「煩いなぁ……」
青「ヒュッ……ぅぐ……っ!」
ギリギリとここまで音がする。すると、地面に叩き落とした
赤「や、めろ……!」
1番酷いケガを負っている赤司君が声を振り絞って言った
ハ「止めろ?巫山戯たことを言うね……」
右手に黒い球を出し、赤司君に向かって投げた
ハ「死ね」
赤「っ!」
緑、高「「赤司っ!」」
耳を塞ぎたくなるような爆発音が鳴る
ハ「あ〜あ……庇っちゃったか〜」
軽く振り上げたものとは思えないほどの、威力で3人とも飛ばされた。2人が庇わなかったら、即死していただろう
当の本人は、涼しい顔で立っている。こっちが全力でやっても叶わない。かすり傷が僅かにつくだけ
ハ「ん?まだ諦める気は無いみたいだね」
黒「僕はっ……Aさんを守ると……!あの、場所を守るって…………決めた、んだ!」
だらんとした片腕に力を入れて、影をだす
ハ「……その目、気にくわないね……」
一瞬で目の前に現れ、頭をガッと掴まれる
黒「くっ……」
ハ「精神力だけは、褒めるよ……でもね……」
ダァンッと背中から床に落ち、押さえつけられる
青「テツ……!」
こっちに、手を伸ばす青峰君が視界の隅に映る
ハ「お仲間ごっこも、終わりにしようか。どうやら、君が死ぬと他の皆の精神も終わるようだからね」
すると、ブワッと一段と空気が重くなった
ハ「っ!……Aも溜め終わったらしい……さぁ、本当の終わりだよ。異能署の方々……」
僕を押さえつけている反対の手から、黒いナイフのようなものが現れた
ハ「Aよ……その異能を、放て」
今までにないぐらいの、地響きと放射音が全身を震わせた
黒「ぁ……あ……ぅそ、だ……」
ねぇ、誰か
嘘だと言ってください……
誰でもいいからっ
こんなのは、夢だと言ってくださいっ……!
_____残り0分
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メイ - LAINじゃなくてLINEですよ (2015年8月18日 13時) (レス) id: 67fb1b52b6 (このIDを非表示/違反報告)
悠りん(プロフ) - ユキさん» いえいえ!そんなことは……!って言ってると続きそうですね;でも、質問は受け付けてますので!ありがとうございます! (2015年5月16日 8時) (レス) id: 3cfd7ebca7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 悠りんさん» そうなんですか!すみませんでした!!いやいや私が悪いんですよ…了解です! (2015年5月16日 8時) (レス) id: ec3ade301c (このIDを非表示/違反報告)
悠りん(プロフ) - ユキさん» あ、それはカノに向けて言ったんです!スミマセン!分かりづらくて……でも、どんどんとおかしいところは言ってください! (2015年5月16日 8時) (レス) id: 3cfd7ebca7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - ヒビヤとモモの会話はおじさんじゃなくておばさんでは? (2015年5月10日 14時) (レス) id: ec3ade301c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠りん | 作成日時:2015年4月25日 11時