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/帰りましょう。104 ページ25

黒子side




Aさんが消えた体育館の中は、誰1人喋ろうとはせず、ただ嗚咽が響いていた




手の中には、黄色のビー玉が握られている




もう、皆……限界です




火神君……もう、会えないんですか…?




バスケを一緒に出来ないんですか…?




皆とも…もう……




ほら、いつもみたいに「バーカ」って言って来てくださいよ…




光がいなかったら、僕はどうすればいいんですか…




ポトリと床に涙が落ちた




その時…




火「どわっ!?ちょ、押すな!押すなって!」




高「ほらほら!早く入れよ!」




花「お前らな…もう少し静かにできねーのかよ!」




紫「うへぇ…お腹空いた〜」




赤「紫原、もう少しだから我慢しろ」




転びそうになりながら入ってきた火神君と目が合った




火「心配かけてごめんな、黒子」




黒「………全く、です。許しませんよ…」




5人の元へと皆が一斉に駆け寄った




宮「本当に良かった…!」




緑「心配したのだよ!」




高「ごめんって!」




氷「敦!」




紫「室ちん、怪我ない〜?」




原「花宮って不死身だよねん」




古「お前、本物か?」




花「テメーら喧嘩売ってんのか…!」




実「もう会えないかと思ったわ…!」




黛「どうやって生き返れたんだ…?放送では…」




黛さんの質問が僕も気になって耳を傾けた




赤「気づいたら中庭に居てね。Aが助けてくれたんだ」




高「そうそう!目開けたらAちゃんがいてさ!なんか、噴水の中にいたっぽいんだよな。濡れてねーけど」




紫「ここまでAちんが案内してくれたんだよ〜」




桃「Aちゃんが……!?」




ここまで案内……




黄「…で!Aっちは?」




赤「Aなら後ろに………嘘だろ…?」




赤司君の後ろには誰もいない。渡り廊下にももちろんAさんは居なかった




花「……は?今までそこに…」




5人は信じられないとでも言うように険しい顔をした




桃「ほ、本当に居たの…?」




高「居たよ!だってほら!このジャージ…」




青「っ!Aが腰に巻いてた…」




高「そう!俺に返してくれたんだよ…!」




赤「じゃあ、Aはどこに…」




くしゅん……!




一つの小さなくしゃみに、振り返った




あ「…よ、呼びました……?」




鼻をおさえたAさんが、首を傾げていた

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通りすがり - 高尾くんが死んじゃったときはボロボロ泣いちゃいました。 最後はとっても幸せそうで良かったです!! とってもいいお話をありがとうございました! (2019年10月11日 1時) (レス) id: b376688aed (このIDを非表示/違反報告)
- なっ泣けたこんなに泣いたの生まれて25年初めてです! (2018年1月6日 1時) (レス) id: 86518e5421 (このIDを非表示/違反報告)
- すいません、91話、【秀徳】が【秀得】になってましたよ。 (2016年9月10日 5時) (レス) id: aa89b6be9e (このIDを非表示/違反報告)
碧覇(プロフ) - とても、面白く、感動的でした! 今後の赤司さんと夢主ちゃんの話が、みたいです!(ただのリクエストですが)これからも応援しています。頑張って下さい!楽しみにしております! (2016年6月28日 20時) (レス) id: 6a9e057f32 (このIDを非表示/違反報告)
乱花(プロフ) - 凄く面白かったです!赤司様大好きなのでよかったです!沢山ある展開にハラハラしながら何回も読み返しちゃいます(笑)別の作品も頑張ってください! (2016年6月25日 5時) (レス) id: accd4d12ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠りん | 作成日時:2016年2月20日 22時

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