【黒バス】私は、大丈夫。だから……ばいばい。【赤司征十郎】

／帰りましょう。９０ ページ11

改めて霧崎のメンバーを見てみると、なかなか個性が凄い




花「見た目はこれだけど、いい奴らだから…あまり緊張しないで」




あ「…はい」




原「……花宮、いつまで続けんの？」




花「ちょっと黙ろうな」




ニコリと笑った花宮さんから目を逸らした。本当にこのままで居てほしい。だって怖いから……けど、これはこれで……すごく…寒気がする




あ「山崎さん」




山「あ？なんで後ろに隠れんだよ」




あ「少しの間、このままでいて下さい」




山「お、おう？」




フゥと息を吐いて、ゆっくり深呼吸した。い、言うよ…？言うからね！？




あ「は、花宮さん！」




花「なに？」




あ「……」




爽やかオーラが……黒くなるのか……！




あ「ね、猫被り止めましょう……！」




花「……」




うわぁ…誰も喋らない……！あの原さんですら！




花「なんのことかな？」




あ「……悪童…花宮真。無冠の五将の１人…」




おずおずと口に出してみた




花「……っち。最初から知ってたのか？」




あ「ひっ……！や、あの…ですね……！」




山「花宮、怖がってる」




花「黙ってろ」




ジロリと睨まれて、体が固まった。こ、怖い！




あ「……え、と…と、友達から聞いたのと全然違うので……そ、そうなのかなぁ…と」




花「ふ〜ん。A」




あ「はいっ！？」




グイッと引っ張られて、前に出た。や、山崎さん！！！！




花「さっさと言えよ」




あ「ごめんなさい！」




ひぃぃ……無理無理無理！睨まないでよっ！




今「花宮ーあまり苛めんなや」




花「コイツ、いじりがいがあんな」




古「花宮のおもちゃになったな」




あ「助けてください！」




古「断る。見ていて楽しいからな」




その死んだ目で楽しいとか言われましてもね！




花「早く行くぞ。こんな気味わりぃとこさっさと出てぇしな。なぁ、A」




あ「そ、ソウデスネ！」




腕を引っ張られながら外に出た。後ろを振り向くと秀徳さんが心配そうな目をしていたが、霧崎にグルリと囲まれているため、すぐに見えなくなった




あ「……どこに行くんですか？」




原「開き直ったねん」




花「フハッ……可愛くねぇお姫様だな？」




あ「じゃあ花宮さんは、腹黒い王子様ですね。絶対に関わりたくないです」




瀬「財政は安定してる国だな」




あ「裏は血まみれですね」




原「想像つくねん」




花「おい」

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