【黒バス】私は、大丈夫。だから……ね。【赤司征十郎】

／帰るんです。４７ ページ8

あ「来ますかね？」




赤「さぁ？」




あ「足のない人が来たらどうするんです？」




赤「また作る」




あ「赤司さん、キツネさんが来る可能性は？」




赤「５０パーセント」




あ「２体だけですもんね。知ってました」




赤「だろうな」




あ「あ、足のない人がコレに引っかかって、直ぐにキツネさん来たらどうするんです？」




赤「逃げる」




あ「では、同時に来たら？」




赤「挟み撃ちか？なら、２体かかれば面白い」




あ「何を求めてんですか」




赤「面白さ」




あ「ここから出る気あります？」




赤「面白さより負けてるな」




コツッと赤司さんの頭にチョップした




あ「楽しみなのは分かりますが、落ち着いてください」




赤「…？落ち着いているが？」




まぁ、見た目は落ち着いている。見た目は




あ「言動が青峰さんですよ」




赤「……」




あ「あ、黙りましたね。気づくの遅いです」




赤「こんな幼稚な仕掛けに引っ掛かったらさぞ、面白いことになるだろうと思っただけだ」




あ「そうですか。なんか、雰囲気ぶち壊しでさね。赤司さんとお話しているのが楽しいです」




特に、子供みたいに地味にはしゃぐところ




赤「…っ」




あ「なんて言うんでしょうか？あ、アレです。赤司さんのことが好きなんでしょうね、私は」




赤「月下…それは……」




あ「まぁ、皆さんも好きですけど。なんであんなに個性の強い方ばっかりがバスケに集中したんでしょうか？あれ？赤司さん？」




赤「今ほど月下がにくいと思ったことは無い」




あ「え」




ぷいとそっぽを向く赤司さんに慌てる




あ「え、いや……あの、赤司さん…？」




あれ……なんで、慌ててるんだろう




ピタッと動きを止めて、考える




これじゃあまるで、赤司さんに嫌われたくないみたいじゃん




いや、嫌われたくもないけど…もっと違う……こう……




赤「俺も月下は好きだよ。大事だと思っている」




あ「へ？」




好きだよ。




大事だと思っている。




何度も頭の中でリピートされていく




赤「それくらい、皆も大事だけどね」




あ「っ……そ、うですか」




なんで残念だなんて思うんだろう。もしかして、私は……









＿＿＿＿＿＿赤司さんを…好きになったの……？

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