／帰るんです。６２ ページ23
ドっドっドっと心臓が鳴る
後ろを振り返ると、青峰さんがいた
青「大丈夫だ。アイツはどっちに進むか悩んでただけで、俺らを見てたわけじゃねぇ…」
今「桜井も大丈夫か？」
隣を向くと、若松さんに目を抑えられている桜井さんがいた
桜「だ、い…大丈夫です。先輩、ありがとうございます。やはり、怖いものですね」
私の方を向くと、困った顔をした
あ「そうですね……けど、あの人も必死なんでしょうね。早く見つけないと、私たちの足をもぎ取られそうです」
諏「怖がりのわりには…えぐい事言うんだな;」
あ「え」
今「わはっ…進もうか」
しばらく歩いて、２棟に着いた
下から順番に見ていこうかと思ったけど、鍵がかかっていて開かない
若「鍵…か……」
今「花宮が、職員室には鍵自体なかった言うてたな。鍵を置いておく場所にも、ごっそり無かっならしいんや」
あ「では、ここに何も手がかりはないのでしょう。プールの鍵を見つけた時、被服室は不自然に開いていました……となると、誘導されるままに行くしかない気がしま……」
青峰side
ふいに止まった言葉に、前を向いていた目線をAに戻すと、Aは斜め上を見上げていた
桜「月下さ…ん？」
青「お、おい？」
肩を少し揺らすと、Aはハッとしたように俺を見上げ、嫌そうに顔を歪めた
あ「お助けマンの力発揮ですね。この階の最上階に音楽室があるはずです……気持ち悪い……」
顔をしたに向けて、目元を抑えた
今「……どういうことや」
あ「何故かパッと……この階の上の音楽室が開いていると思ったんです。信じれますか、これ…」
コイツが犯人ではないと言う確証はないけど、信じようと思う自分がいる。その自分を信じて間違ったことは無い。さつきが野性のカンとかなんとか言ってたっけ
青「ま、いいんじゃね？どのみち、行動しねぇとなんも起きねぇよ」
今「月下…ワシらは、オマエを信じてもええんやな？」
あ「別に信じなくてもいいです」
は？
あ「……ただ、私は皆さんが大好きです。その気持ちだけ信じてくれれば他はどーでもいいです」
なんだよ、それ
青「かはっ…変なヤツ」
あ「褒め言葉として受取りますね」
今「行こか。お助けマンは信じてナンボや」
ニッと笑った今吉さんの後を追った。Aの手を引いて…
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^o^ - 帰りましょうの43話が「そんなこと」が「そんなとこ」になってます！ (2016年5月7日 21時) (
レス) id: fd496c1cf5 (このIDを非表示/違反報告)
綾華 - 面白い！赤司最高！ (2016年2月21日 18時) (レス) id: 43df02899a (このIDを非表示/違反報告)
ハル - やばい！！！もっともっと青峰との絡みをふやしてくださぁぁぁぁぁぁぁい！！！！！ (2016年2月20日 16時) (レス) id: 21b34c5310 (このIDを非表示/違反報告)
赤眼の月兎。。(プロフ) - 更新が楽しみですっ！頑張ってください！ (2016年2月20日 11時) (レス) id: 5b1e908fcb (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 展開が早くなりました！続きが楽しみです！更新、頑張ってください！！！！！！ (2016年2月20日 5時) (レス) id: fa9502f7ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠りん
| 作成日時：2015年10月31日 8時
