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/帰るんです。42 ページ3

赤司side




あ「…ありがとうございます。凄く、安心します」




そう言って、ふわっと微笑んだ




赤「っ……別に」




黒子同様。ほぼ感情が表に現れない月下が笑った。思わず顔を背けて、ぶっきらぼうな言葉を出してしまった。俺らしくもない…




そんな俺を不思議そうな…顔……というか雰囲気で首をかしげた月下。表情が真顔になった




赤「……ぁ」




チラ、と月下を見ると頬から血がツーと垂れているのが見えた




赤「さっきのか……」




あ「いっつ……」




親指で流れた血を拭えば、片目をキュッと細くして眉を顰めた




あ「あ、冷たい感覚はコレだったんですか。納得、納得。ほっとけば治りますかね。そーしよ」




一気にのほほんとした空気になる。どうして怪我に無頓着なのだろうか




赤「ソレを相田さんと桃井の前で話したら平手か拳がとんでくるよ」




あ「何故です?さっきの言葉が…所謂、爆弾の起動装置(スイッチ)みたいですが……」




赤「ソレだね」




あ「…ぅ……わぁ……」




途端に顔を真っ青にして、口元を手で抑えた。だがしかし、真っ青だが無表情。もう一度言う、無表情だ




ある意味、凄いと思う。かつて俺は黒子に感情を出すなと言ったことがあるが、表に出さずに生活するのは大変だっただろう




例えば。無表情で「とても面白いです」とか、「はらわたが煮えくり返る」とか、「吃驚しました」とか。説得力は皆無




無表情で「顔が青い」。…実に器用だ




あ「絶対に言いません。絶対に」




あ、2回言った




赤「ふっ」




あ「笑いましたね、赤司さん」




赤「ふふっ、いや……無表情なのにどうして月下の感情が表情の表現で頭の中に現れるのかと思ってね」






Aside




片手をグーの形にして、その人差し指を口元に当てクスクスと笑っている赤司さん




あ「……無表情……ですか」




赤「あぁ。今「はぁ?」と思っただろう?」




またクククッと可笑しそうに笑われる




あ「無表情……」




両手を顔に当てて、何故だと考える




答えは一つだ。黒バスキャラに会って嬉しくないわけはない。つまり、だ。ニヤケを抑えていた結果がこのあり様というわけになる




赤「…?初めて言われた、みたいな感じだな」




あ「い、いえ……;(言えない。ニヤケを抑えていた結果なんて言えない。心の中下心いっぱいなんてもっと言えない)」




冷や汗ダラダラである

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^o^ - 帰りましょうの43話が「そんなこと」が「そんなとこ」になってます! (2016年5月7日 21時) (レス) id: fd496c1cf5 (このIDを非表示/違反報告)
綾華 - 面白い!赤司最高! (2016年2月21日 18時) (レス) id: 43df02899a (このIDを非表示/違反報告)
ハル - やばい!!!もっともっと青峰との絡みをふやしてくださぁぁぁぁぁぁぁい!!!!! (2016年2月20日 16時) (レス) id: 21b34c5310 (このIDを非表示/違反報告)
赤眼の月兎。。(プロフ) - 更新が楽しみですっ!頑張ってください! (2016年2月20日 11時) (レス) id: 5b1e908fcb (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 展開が早くなりました!続きが楽しみです!更新、頑張ってください!!!!!! (2016年2月20日 5時) (レス) id: fa9502f7ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠りん | 作成日時:2015年10月31日 8時

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