／帰ります。１７ ページ19
福「よし、じゃあ……開けるぞ？」
自然と私が一番後ろから、福井さんが鍵を開けるのを見る形になる
皆さん、心がイケメンです。吐血です
カチャリ音がして、ギギギと開けた
劉「……何も、なさそうアル」
岡「じゃが、授業で使った後のように濡れてるの……」
私も続いて入ると、プール独特の塩素の臭いが鼻をかすめた
紫「転ばないようにね〜」
あ「…はい」
今、ここで何かがでてきても素早く動くことは出来ない。思わず、握っている手に力が入った
やっと、プールサイドまで来ることが出来た。さっきの場所とは違い、コンクリートなので滑らない
あ「あ、あれは何でしょう……？」
もう少し、右に行ったところに檻がある。普通、プールにこんなものない
氷「っ……！アレックス！」
ダッと駆け出した氷室さんさ、檻を掴んで叫んでいる
氷「アレックス！アレックスっ！起きてくれっ、アレックス！」
私たちも慌てて駆け寄って中を見てみると、金髪の外国人が横たわっていた
福「ソイツは、氷室の師匠の……！」
氷「くそっ、なんでだよ！アレックス！しっかりしてくれ！」
『フフフフ……』
女の人の含み笑いに、背筋にゾァッ…っと寒気が走った
岡「誰じゃっ！」
『起きないわ…その人……私が故意に眠らせているんだもの……』
プールには水が張ってるのに、その上にユラユラと立っている女の人がいた
氷「彼女をここから出せ！」
『嫌よ』
長い、ボサボサの髪の間からギョロッとした目が覗き、「ひっ」と声がつまった
『ただ……出して欲しければ私の出す条件を満たすことね……』
紫「条件……？」
『そう……ここには、今そこにいる女の子以外にもあと二人…いるでしょう？その子達を連れて来てくれればいいわ……』
福「なんでだ！」
『あ、そうそう……女の子以外は来ないでちょうだい。私はただ……女が憎いの……私から全てを奪った……憎いの憎いの憎いのニクイノニクイニクイ！』
髪を振り乱しながら叫ぶ女の人に、ここにいる全員が恐怖に足が竦んだ
劉「……氷室……赤司に相談しよう。各校がマネージャーを危険に晒そうとしないだろう」
岡「そうじゃな。多分、アレックスさんには手を出さないはずじゃ」
氷「……分かった」
唇を噛み締めた氷室さんに、なんて声をかけたらいいか分からなかった
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プリン大好き - え、なにこれ最高かよ（真顔） (2019年8月18日 16時) (
レス) id: 1e5ecb78ba (このIDを非表示/違反報告)
黒海(プロフ) - 好きです。もう、20回以上読んでます。愛してます！(ｗｗｗ) (2017年6月19日 23時) (レス) id: 5300eba67f (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 面白いしもっと続きが気になります！続編楽しみにしています！ (2015年10月25日 3時) (レス) id: fa9502f7ab (このIDを非表示/違反報告)
ひばな@腐★ - 続編楽しみにしてます！ (2015年10月24日 22時) (レス) id: 4b7d5194ff (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続編楽しみにしてまーすっ!! (2015年10月24日 21時) (レス) id: 8478a5faa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠りん
| 作成日時：2015年8月22日 22時
