【黒バス】手のひらサイズの守り神【赤司征十郎】 (ページ24)

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／２２話「思い出せない」ページ24

Aside

何があった……？何が……覚えてない……

高「A、ペンダントつけるから貸して」

あ「え、あぁ……うん。お願い」

真剣な顔の和成に驚くが、素直に従った

赤「A、大丈夫か？」

あ「うん」

心配そうな顔をする征の頭を撫でた

先生「カマグマとウルーウルフが殺し合いをしたのか……？」

笠「そうですね……」

黄「あ、このウルーウルフ……東のシュウ森の主殺した魔獣ッス。最近、ニュースでやってた……」

火「あ、それ俺も知ってる」

黒「謝礼金が物凄い額で、それでニュースになってたやつですね」

違うよ……だって、カマグマは最初から……

緑「月下、予備の服を持っているだろう？着替えて来い」

あ「あ、うん。そうする」

大きな木の後ろに回り、ベットリと血がついてしまった上着とズボンを着替えた

なんで、思い出せないんだろう……ペンダントが切れて……で、ウルーウルフが私をもう一度、叩こうとしたんだよね……う～ん……あ、誰かが助けてくれてたりして;

赤「Aっ……Aっ！」

あ「うわっ！？ど、どうしたの？ってか！人の着替え見ないでよ！」

赤「誰がお前なんかのを見たいと思うんだ。呼びかけても返事をしなかったのは、お前だ。それに、着替え終えていたんだからいいだろう」

クッ……正論過ぎて、言い返せない……！

黙ってる私を見て、勘違いしたのか「本当に大丈夫か？」とさっき、毒舌をはいた口からとは思えないことを言った

あ「ちょっと、気分悪いかも;」

異臭を吸い続けたせいか、少し頭が痛い

赤「ならば、俺のサイズを大きくできるか？」

あ「…？どうして？」

理由を聞いても「いいから」と言うので、魔祗を集めた。あ、すぐに出来た

赤「おんぶしてやる」

私に背を向けてしゃがむ、イケメン。なんだこの画は……

赤「……早く乗れ」

ムスッとした顔を向けてくるので、おずおずと乗った

あ「あ、りがと……」

赤「気にするな」

おんぶされながら、出てきたから心配された。そうそう、あの笠松さんも、顔を赤くしながら「だ、だだだだ大丈夫か？」と聞いてきてくれた

まぁ、黄瀬君に、「幸っちが大丈夫ッスか！？」とツッコまれてたが……;

相当疲れていたのか、いつの間にか寝ていた