【黒バス】手のひらサイズの守り神【赤司征十郎】

／１７話「カータルフィッシュ」 ページ19

私とさつきちゃんは、早く食べ終わったので先に海に入った




あ「冷たいね〜」




桃「えいっw」




あ「わっ！お返しっ」




桃「キャッ、冷た〜いw」




パシャパシャと軽く水をかけ合う




あ「あれ？あそこのなんだろう？」




桃「どれどれ〜？」




あ「ほらっ、あそこにいる……魚かな？」




数メートル先に、黒い影がウゴウゴと動いている




桃「ほんとだ……近くに行ってみる？」




あ「う〜ん、やめといた方がいいんじゃない？」




桃「だね」




２人でその場から、離れようと砂浜へ足を向けた瞬間に、足首にヌルッとした何かが巻き付いた




あ「ひっ……」




桃「足になにか……」




海の中、浅瀬にいてこの感触……




あ、桃「「カータルフィッシュ」」




イカの魔獣……そして……人喰いだ




桃「キャア！？Aちゃん！？」




さつきちゃんをドンッと押して、砂浜へと上がらせた。カータルフィッシュは、水が無いところへはいけない




あ「た、助けよんで;って、うわぁ！？」




バシャァと尻もちをついた




すると、お腹の当たりにも何かが巻き付いた




桃「Aちゃん！」




あ「ヤバイ;」




次の瞬間には、海の中にいた




息を止めてるけど、もちそうにない




破裂魔法を巻き付いた足にやるが、なにせlevel１。効果はなし……つまり、つんだw




本当にマズイと思ったとき、下の黒いカータルフィッシュに光が突き刺さった




誰かの魔法だろうか？




巻き付いていたのがとれて、身体が自由になった




けれど、深すぎて身体が浮かばない




口元を手で抑えるが、ブクブクっと空気がでて苦しくなった




あ「だ……れか…………征……っ」






桃井side




笠松さんと黄瀬君が、魔法を放ったあと、直ぐに赤司君が海の中に飛び込んだ




青「さつき！ケガはないか！？」




桃「ぅん！でも、Aちゃんが……！」




青「大丈夫だ、赤司が行ったんだ。安心しろ」




頭を撫でられて、少し落ち着いた




あ「ケホッ……コホッ……」




桃「Aちゃん！」




赤司君に抱えられ、咳き込んでいる




よかった……




私は、その場にヘタリと座り込んだ




氷「まさか、カータルフィッシュがいるとはね;」




笠「あぁ……ここら辺ではいないはずなんだが……」




緑「む？高尾、険しい顔してどうしたのだよ」




高「っいや、なんでもねぇよ」




いつになく、真剣な顔の高尾君に驚いた

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