/14話「私だけ」 ページ16
あ「……」
ボーッとしつつも、明日のことを考える
levelは、1。いきなり、上がるわけでもないし、上達するわけでもない
征は……いつか、こんなの呆れて契約を解除しちゃうのかな……?
あ「……もっと、頑張らないと」
目を閉じてスーと意識を沈みこませる
周りの音が聞こえない
呼吸音も聞こえない
心臓の音すらも……
身体が軽い、フワフワと浮いている感じがする
魔祗を感じて……一点に集めて
あ「っん……いい感じに出来……た……」
ゆっくりと目を開くと……
?「ちゃんと、出来たじゃないか。A」
月に照らされて、赤い髪の青年が目の前で微笑んでいた
あ「だ、誰……?……征……?」
赤「あぁ。俺だ……」
あ「え、は?せ、征!?/////」
目を見開くのと同時に、顔が火照っていく
だって……
赤「頑張ったな」
……かっこいい
赤「…?A?」
あ「っ!な、なんでもないよ!/////てかっ、なんでいるの?!」
赤「桃井が部屋に先に行ったと言うから、行ってみたのに……お前はいないし、探してみれば外にいるし……」
征は、私に手を伸ばしてデコピンをした
あ「あだっ」
赤「風邪をひきたいのか、お前は……心配した……」
プイッとそっぽを向きながら、小さな声で言った。少し、顔が赤い気がする
あ「ありがとう、征」
笑みを向けると、更に顔を赤くして「別に……」と言った
あ「戻ろっか……で、元に戻る?」
赤「そうする」
フッと息を吐いて、集めていた魔祗を分散させると、元の小さな征に戻った
あ「お腹すいたね〜」
赤「どっかの誰かさんのせいで、直ぐに食べれなかった」
あ「ごめんってw」
肩でムスッとしている征の頬をつついた
部屋に戻ると、いい匂いが充満していた
あ「うわっ、お腹鳴る!」
赤「ゆ、湯豆腐……!」
先に席に降りた征は、湯豆腐の前で目をキラキラとさせていた
あ「湯豆腐好きなの?」
意外な一面に笑いそうになるが、「あぁ」と言って幸せそうな顔をするものだから、微笑みに変わった
あ、赤「「頂きます」」
さっそく、モッモッと湯豆腐を食べている
か、可愛い!
あ「ほら、口についてる」
赤「んっ……ありがとう」
拭って上げると、また食べるのに夢中になっていた
どんだけ好きなんだよ、湯豆腐
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悠りん(プロフ) - セイリン大好きさん» 返信遅れてスミマセン!番外編になってしまいますが……;それにしても、いいチョイスですね!w (2015年7月1日 12時) (レス) id: 3cfd7ebca7 (このIDを非表示/違反報告)
セイリン大好き - 降旗、河原、福田を出してください!! (2015年6月9日 17時) (レス) id: 6393de1946 (このIDを非表示/違反報告)
悠りん(プロフ) - 永詠さん» 大好きなんですね、本当にw (2015年6月7日 9時) (レス) id: 3cfd7ebca7 (このIDを非表示/違反報告)
永詠(プロフ) - 悠りんさん» こたこたこたこたこたこたk(殴 (2015年6月5日 17時) (レス) id: d70420e494 (このIDを非表示/違反報告)
悠りん(プロフ) - 和凛/和美さん» (`・ω・´)ゞビシッ!! (2015年6月5日 16時) (レス) id: 3cfd7ebca7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠りん | 作成日時:2015年5月20日 15時