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叩けば埃が出る その後2 ページ10

『王様ぁぁぁぁぁ!!!!』

ノックもせずに荒々しく扉を開けた。失礼だとは我ながら思うけど、今はそんなことより大事なことがあるの!
部屋の中にはキョトンとした王様とちょっと引いているジャーファルが。
いやいや、なんでジャーファルいるの?て言うか私なんで私引かれてるの!?

「なんだレイか……噂をすれば何とやら、だな」

『噂!?王様ジャーファルになにか言いました!?』

「ん?言ったというか聞いたぞ"お前とレイは付き合っているのか?"ってな」

ぎゃぁぁぁぁぁ!すっごい勘違いしてる!!その勘違い人生で1番恥ずかしい!

『どんな勘違いの仕方!?ちょっとジャーファル!』

ツカツカとジャーファルに歩み寄り、むねぐらを掴んで揺すった。

「うわ!揺らさないでよ!」

『なんて、なんて返したのよ!王様になんて返したの!?』

「2回言わなくてもわかりますってば」

揺すっていた手を赤い紐の見え隠れする手で掴まれ止められる。少し乱れた官服を直しながらジャーファルは言った。

「はっきりと言いましたよ。"そんな事は断じてありません"って」

『………それ、王様信じてくれた?』

「信じるわけがないだろ!だって真夜中に2人きりだぞ!?疑わない方がおかしい!」

「だーかーらー!違うって言ってるでしょう!そんなこと思うは貴方の心が汚れているからですよ!大体、付き合っているのにこんな仲悪いわけないじゃないですか!」

『そうだそうだ!こんな腹黒男願いさげ!』

きっとろくなことになりやしないんだから。

「誰が腹黒男だ!」

『事実を提示したまでよ!』

「あー!!!けーんーかーするな!」

にらみ合う私達を制した王様。呆れ顔でこっちを見られても、元はと言えば貴方の所為なんですけど!

「とにかく!私達は本当何もありませんからね!もうこれ以上言いふらさないでくださいよ?」

『言いふらしたら禁酒よ禁酒!いや、禁酒ではすみませんからね!』

「それはキツイな……わかった。心にしまっておこう」

「『よし』」

にしても王様にお酒は効果抜群ね。これからコレで釣ろう。そう思いながら私とジャーファルはさっさと部屋を出た。



「まあピスティの事だから王宮中に広まっていてもおかしくないんだけどな……」

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堕天使(プロフ) - りんりんさん» ありがとうございます!気長に待ってくれると嬉しいです(^^)是非書かせていただきます! (2016年1月27日 22時) (レス) id: 6e07dbc3a4 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - リクエストいいですか?女官長さんが酔ってしまった話が見たいです(*´ω`*)お願いいたします (2016年1月26日 22時) (レス) id: 19ff0856e9 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - イシスさん» もちろんです!リクエストありがとうございます(^^)楽しく書かせていただきます! (2016年1月25日 21時) (レス) id: 6e07dbc3a4 (このIDを非表示/違反報告)
イシス - すみません、リクエストします!女官長さんに猫耳が生えちゃった話が見たいです!よろしくお願いいたします! (2016年1月25日 18時) (レス) id: cb40c7098f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:堕天使 x他1人 | 作成日時:2015年9月3日 19時

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