貴方の仲間と姉とレッスン ページ13
瀬名side
あーあ、どうせA楽しそうとか、思ってるんだろうな。
なんか、もう王さまとも打ち解けてるし、本当……イライラする。
ーーーーーーー
「えっと…そちらの人は、誰ですか？」
そう、先程からレッスン室の入口付近に横たわっている男の子。レッスン室に姉と王様さんと入ってきた時は、王様さんに抱えられてたが、今は放り投げられたのか、無造作に横たわってる。
「あー…こいつは、クマくん。朔間凛月って名前。確か、Aと同じ２年Ｂ組だったはず。」
泉さんが教えてくれた。
「隣の席の人ですね。」
確かそんな名前だった思い出し答えた。
「えっ。そうなの？」
泉さんは、驚いたような顔をしている。
「そうなのよねぇ、Aちゃん！私とも席が近いものねぇ。」
「……ん…ナッちゃんうるさい…」
朔間凛月くん、という男の子が目を覚ました。
思わず、息を呑むような顔立ち。心配してしまうくらい白い肌。血のように赤い目。魔物のような、瀬名先輩や嵐お姉ちゃんとは、違う美しさだった。
「ん…？そいつ、だr(「おっはよー！！！凛月！いい夢見てた？どんな夢？？？」
……お姉ちゃん、人が話をする時はあれほど静かにしなさいと言ってたのに…
「瑠衣、おはよう。で、そいつ誰。」
見事なスルースキル。
「今日、２年Ｂ組に転校してきたAAです。そこにいるA瑠衣の妹です。プロデュースの見学をしに来ました。」
「ふーん…でも、見学するなら瑠衣のプロデュースより、あんずのを見に行った方がいいんじゃない？」
あんず？私と、瑠衣と、あともう1人の女子生徒の名前かな？
すると瑠衣は、
「えー？凛月何言ってんのー？私のプロデュースの見学したらカンペキだよ！！」
Knightsの皆様が、爆笑する。(作曲に夢中になってる1名を除く)
「なんでみんな笑うのー？てか、A連れてきたの泉でしょー？」
その泉さん、ただいま爆笑して過呼吸になってしまった呼吸を整えてます。
「えー、だって姉妹って言うから、その方がいいかなぁ、って思ったの。でも、よく良く考えれば、瑠衣よりあんずのプロデュース見せた方がいいね。」
えっ…私、Knightsのプロデュース見れないの？
「でも、今日はAにはKnightsのプロデュース見てもらうから。」
多分、この時の私は心底嬉しそうな顔をしてたのだろう。瀬名先輩が、「どうかしたの？」と聞いてきた。
…貴方のせいですよ。
だなんて、言えるわけない。
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優陸 - 碧翆さん» ありがとうございます!!これからも頑張っていくので応援宜しくお願いします！ (2019年7月23日 19時) (
レス) id: 0f4055743f (このIDを非表示/違反報告)
碧翆(プロフ) - すごく面白くて好きです！！！！更新頑張ってください！！！応援してます！！！！！ (2019年7月19日 20時) (レス) id: a5f7ab183f (このIDを非表示/違反報告)
優陸 - そまそまりつりつさん» なるほど。自分もその所は悩んでたので有難うございます！すぐに直しますね(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2019年7月1日 22時) (レス) id: 0f4055743f (このIDを非表示/違反報告)
そまそまりつりつ(プロフ) - ま〜くんは『凛月』呼びかと…… (2019年7月1日 21時) (レス) id: 179de70c1e (このIDを非表示/違反報告)
優陸 - 愛咲さん» ありがとうございます！これからも頑張っていくのでよろしくお願いします！ (2019年6月30日 20時) (レス) id: 0f4055743f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優陸 | 作成日時：2019年6月29日 13時
