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「日焼けしそう…」
「日焼け止めは?」
「塗った」
美影は、キラッ、とでも効果音が付きそうなドヤ顔で不動を見た。パーカーは相変わらず着たままだ。
「とりゃ!」
「うわっ! 止めてくださいよ…。えいっ!」
「効きませんよ〜!」
東雲と廣瀬はサンサンと照るつける太陽の下で水の掛け合いをしている。廣瀬は、濡れてさえいれば発火する恐れはないですっ! とこちらもドヤ顔でプールに入った。
「山の方が良かッたかもねェ……」
そう呟きながら黒江はパラソルの下で
瀬川はどんよりとした面持ちでプールの水面を見ていた。
「水…水……」
「でりゃああぁぁぁ!!」
「うわぁ!?」
「「おー」」
「あちゃー…」
よっしゃあ! と大きくガッツポーズを見せた人影。
おー、とパラソルの下から小さな歓声。
プールに顔から見事に入った瀬川は東雲の
「ゲホッ! 何するんですか美影さん!」
「何って…、飛び蹴りだけど。君アホ?」
「アホは美影さんですよ!」
「何をぅ!?」
死ぬかと思った…、と瀬川はヨロヨロとした足取りでその場を離れた。
・
・
・
「三十分も何処に行ってたんだ? 瀬川」
「いや、歌舞伎好きのおば様に捕まってしまって……」
「お前も大変だな…」
「不動さんほどでは…」
瀬川と不動は美影に視線を送った。
その視線に気がついた美影は、何だい、その目は、とこちらも視線で答えた。
「いきますよー! それ!」
「あわわっ…、えいっ」
「そぉれ、童のレシーブ受けてみるのじゃ!」
「お、やり過ぎ禁止だよー」
いつの間にかビーチバレーを始めていた、東雲、公由、月、黒江。
それを観戦している男性陣。結構な盛り上がりだ。
誰もが平和を満喫している矢先、
『キャー!』
悲鳴が聞こえた。
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ラハル - アノさん» ありがとうございます!他の作者様の素敵な文に負けがちですが精一杯やらせていただきますのでよろしくお願いします!! (2017年3月5日 22時) (レス) id: a67c8f74a0 (このIDを非表示/違反報告)
神羅(プロフ) - アノさん» お褒めに頂き光栄です(*´∀`) 更新遅れてますが頑張りますね(^o^ゞ (2017年2月24日 20時) (レス) id: a22dd21ad8 (このIDを非表示/違反報告)
アノ - 凄く楽しく見せてもらっています!凄くこの作品好きなので更新頑張って下さい!応援しています! (2017年2月24日 20時) (レス) id: 09388b2c82 (このIDを非表示/違反報告)
ラ八ル(プロフ) - 花園イリアさん» ありがとうございます!とても嬉しいです!これからも頑張るので宜しくお願いします!! (2016年11月25日 22時) (レス) id: dcc66ec7ef (このIDを非表示/違反報告)
神羅(プロフ) - 花園イリアさん» 有難う御座います! ご期待に添えるように頑張りますね(*´ω`*) (2016年11月22日 9時) (レス) id: a22dd21ad8 (このIDを非表示/違反報告)
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