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表Aside





『いやですっ!
せめてもっとほかの人に、、、』





3人の中には
私を吹き飛ばしたあの男もいた




私が偽物だと
エクソシストじゃないと
散々言っている男だ




一緒に任務に行っても
私を放置するに決まっている




守れとか、盾になれとか
そんなことは言わないし
率先してしてほしいと思ったこともない



でも、下手するとそいつらに
命を狙われる可能性だってある




いやだ




いやだ





なんで変えなきゃいけないの




噂なんてもう何年も前からあったじゃない







コ「ファインダーを決めたのは上なんだけど、、、
話によると、長官に言ったらしいんだ
自分たちならちゃんと仕事をさせる、ってね、、、」




『っ、、、、、!!』






仕事をさせてくれなかったのは
お前たちじゃないか




初めて




誰かを殺したいと
思ってしまった






『わたしに、、、死ねと言うんですか、、、、?』






コ「っ!?
彼らも教団の仲間なんだ
さすがにAちゃんの護衛が任務になるのに
それを放棄するとは思えない」





『それは!!
室長さんが現場を見ていないから言えるんですよ!!!』






あぁ、、、こんな時に
涙の一粒でも流れてくれれば
状況が好転するのかもしれないのに



泣けない




枯れちゃったのかな、、、?





叫んだら熱が言葉とともに抜けたのか
すっと頭が冷めた




いや、単に諦めたのかもしれない





室長さんに言ったって仕方がないんだ




結局、室長って言っても
ルベリエ長官や偉い人には逆らえない





『3人は、、、知ってるんですか、、、?』





コ「任務から戻ってから3人には話すつもりだよ」




『わかりました』






怒ったって



声を荒げたって




何も変わらないなら
もういい




何も期待しない





ぺこっと頭を下げて
私は室長室を出た




出る直前
ぎりっと歯を噛みしめる音が後ろから聞こえた






コ「きっと、、、きっと何とかするから」




『、、、、私はもう、諦めました』






どうにもできなかったのだとしても





私は信じていたんだよ





室長さん









.

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作者名:ゆーな | 作成日時:2020年8月4日 17時

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