私の居場所【D.Gray-man】

＿＿＿＿18 ページ20

.






『私はA
AKUMAでも偽物でもない』




ラ「でもそれを証明できる？」





証明か、、、、




それってかなり難しいでしょ？




じゃぁラビは本当に本物かって
答えることができるのだろうか





少しの間考えて
私は首から下げているイノセンスを手に取る






『これを使えてる
それって証明にならない？』





イノセンスは選ばれたものしか
扱うことのできないものだ



ひとつのイノセンスを複数人使えるなんて話
私は聞いたことがない





ラ「似たような力を持ったイノセンスって可能性もあるさ」




『だったらへブラスカに確認してみたら？』





へブラスカはイノセンスを管理している適合者
私の持っているイノセンスがAのモノかどうかは
確認してもらえばわかるだろう




ラ「、、、、、じゃぁなんでそんなに違うんさ」




『私は私
何も違わないし何も変わってない』




私は何も変わってない




ラ「変わったからみんなが困惑してるんだろう？」





ラビは私が偽物なんだと確信をもって
話しかけてきたのかもしれない




二年間不振に思いながらも観察のみに徹していたわけだから
今回で何らかの情報を手にしたかったんだろう





『私は、変わってない』




ラ「周りが変わったとでもいいたいんさ？」




『周りも変わってないわね』




顔ぶれは変わっていても
元居る皆の性格は何も変わっていない





ラ「、、、、」





笑顔は崩れ考え込むラビ



きっと今ラビの頭の中では
私の想像できないくらい色々な情報が飛び交っているんだろう




考えることに集中しすぎて私が意識にない




私はもちろん部屋に戻りたいので
無防備なラビを思いっきり押しのけた




ラ「どわっ？！」




転びはしなかったけど
思いっきり態勢を崩したラビを横目に
さっと中に入る





『私は、変わってないのよ』




ラ「、、、、、」






さぁ
ラビは気づくかしら





私はそのまま挨拶もせずに部屋に戻った







きっと今頃、ラビは
ひとりで悶々と考えているんだろう




想像して部屋に入った途端面白くてふきだした









.

＿＿＿＿19→←＿＿＿＿17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す