私の居場所【D.Gray-man】

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ゆっくりと意識が浮上して目を開けると
窓から太陽が見えた




朝、、、いや



窓から太陽が見えるってことは
とっくに昼を過ぎている




マテールから戻って直ぐに自室に戻って
ベッドに潜り込んで寝たんだけど
どうやら自分が思っていたよりもかなり
疲れていたみたいだ




きっとアレンのせいだろう



神田相手ならこんな風に疲れたりしない




ぐっと伸びをして
朝シャンならぬ昼シャン



誰も起こしに来なかったってことは
特に任務もないのだ




つまり今日は特に用事なし




ごはん、、、、は
特にお腹が空いているわけじゃないから
夕食だけでいいだろう




さて、何をするか




特に買いたいものもないし
私は戦えないから鍛錬もあまり意味がない




二度寝、、、、眠くない






『そういえば、、、』





ある事を思い出して
私は身なりを整えて部屋を出た





バタバタしている人がいないところを見ると
たまたま私が休みってわけではなく
教団自体が今日は暇みたいだ





私はとぼとぼと歩いて科学班へ向かった




少し前に団服を新しくするから採寸に来いって
言われてたんだった



もう大幅な成長は止まってしまったみたいだけど
それでもまだ１７歳



胸あたりが窮屈になったり
身長が少なからず伸びたせいで袖が短くなっている




科学班に到着して中を覗いてみると
ここだけは常に忙しそうだ




そっと中に入ると
丁度コーヒーを運んできたリナリーと
ばっちり目が合った




リ「A？、、どうしたの？」




一応笑って話しかけてはくるけど
満面の笑みではない




リナリーの声で私に気づいたジョニーが
へらっと笑った



ジョ「Aやっと来た！！」




教団内で私に対して皆と変わらない態度で接してくれる
数少ない人物だ




純粋なのか、単なる阿呆なのか、、、



科学班で働けてるから阿呆では
ないんだろうけど、、、、





『採寸に来ました』




リ「あぁ、採寸ね
だったら私がするわ」




科学班にはあまり女性がいない



採寸は全裸になるわけではないし
私は男でも構わないんだけど




ジョ「そうだね、Aは女の子だし」





ジョニーでも構わないんだけど、、、



リナリーにお願いするジョニー
そしてやる気に満ちたリナリー




私のことよく思ってないはずなのに
リナリーは本当、お人よしだと思う









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