唐突に怪談話したくなった【実体験】

最上階には＿＿＿＿４ ページ4

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また上ろうと思ったきっかけは





寮の玄関に掛けられている
名前のプレートを掛けているボード





私たちの寮は



学校に行くときや外出するときに
玄関のところに掛けてある


自分のプレートを裏返すという決まりがあった




寮にいるときには表で
自分の名前が黒文字で書かれていて



外出で裏返すと
自分の名前が赤文字





これで寮監が管理しやすいようにしているのだ






そしてそのプレートは
部屋ごとに名前が分けられていて



右端から１階、２階、３階とわかりやすくなっている





そして私の見たはずの４階





プレートどころか
４階の場所さえないのだ



スペースがない




使っていないにしろ
ボードさえないのは変だ






学校から帰った時そのことに気づいて
一緒に下校した夕花に話してみる





夕花「確かに変かも〜、、、
今は使ってないにしても
ボードが掛かってた形跡もないしね」





場所がないのはもちろんのこと
壁に掛けられていたのなら



少なからず壁の色が変色したりして
掛けてあったところにボードの跡があってもおかしくないのに




まったくそんなものはない





『あぁ〜〜〜！！ヤバイ！！
めっちゃ気になってきた！！！！！』





夕花「私は一緒に行けないからね〜www」






夕花は１階に部屋がある




３階は布団干し場に布団を干しに来る以外
わざわざほかの階の人が来るような用事はない




今は下校したばかりで夕方




今の時間に布団を干す馬鹿はいない






『〜〜〜〜〜〜〜！！
私！！もう一回上ってみる！！！！』





夕花「結果楽しみにしてる〜」







怖い、、、、とかはないけど
見つからないかが心配、、、





夕花と２階の階段で別れて



私は部屋に戻って部屋着に着替えて
辺りをきょろきょろしながら





階段に向かって上へ









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『へ、、、、？』







私は目を疑った









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